こちらは木賊山(とくさやま)です
木賊??
それってなぁに??
と言いますと・・・
木賊というのは植物なんですね
そして、巡行の際、山鉾にも乗るその人は
木賊を刈っているこの一人の翁(おきな)
つまり・・・おじいさん。
彼のお姿は・・・
右手には鎌
左手には木賊。
腰には蓑(ミノ)というお姿で祀られているのです。
そういえば、このおじいさん・・・
その表情がすこし切なくないですか??
なんだかそんな風に見えてきちゃった人!大正解です。
室町初期の世阿弥(ぜあみ)の謡曲「木賊」に出てくるお話によると・・・このおじいさん・・・
子供をさらわれたんですね。
悲しみに暮れ・・木賊を刈っているお姿(泣)
あぁ嘆かわしい・・・。
巡行の際にはこれらの「水引」や「見送り」「胴懸」が木賊山に付けられます。
こちらの前懸は「唐人交易図」刺繍。
そんな子供と離れ離れになったおじいちゃん・・・
その先はどうなったの!?
歌曲で歌われる「木賊」の歌の最後には
都の僧侶が、さらわれた子供を連れておじいさんの前に現れわが子と再会を果たしたそうですので、ハッピーエンドということだそうですっ、ご安心を
ふぅ・・よかったねおじいちゃん
なによりなにより
そんな奇跡の再開を果たすおじいさんが祀られている
木賊山の場所はコチラ↓
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