名前の如く
山伏姿で修行する浄蔵貴所(じょうぞうきしょ)がご神体である
山伏山(やまぶしやま)をご紹介します。
こちらが浄蔵貴所。巡行の際は山鉾の上に乗ります。
彼のお姿は・・・
左手には刺高数珠(いらたかじゅず)を持ち
右手には斧!
腰には法螺貝(ほらがい)
というお姿。
そんな只者ではない雰囲気が
プンプンする浄蔵貴所っていう人は
ちなみにどんな人物なのでしょうか
ここでー
いきなり話は唐突ですけど
傾いてるといえばイタリアのピサの斜塔が有名ですよね?
※イタリアのピサ市にあるピサ大聖堂の鐘楼。現在の傾斜角は約5.5度だそうです。長らく世界中で最も傾斜している建物としてギネスブックにも以前、掲載されていました。
しかーしこの日本にも
かつて、傾いた八坂の塔(法観寺の五重塔の事です)
があったんです
「うーん、どうしよう?」
「どうやったら直る?」
「建て直す!?」
なーんてみんなが悩んでいた時に一人の救世主が・・・
わたしが直してしんぜよう
と言い
法力(魔法のようなものですね。)
でその傾きを見事に直しちゃったという
のが、この浄蔵貴所だったんですね
山伏山保存会にある豪華絢爛な品々をどうぞ、ご覧ください!
山鉾の側面の上部である「下水引」に使われる部分。養蚕・繭から糸を紡ぎ布が織り上がるまで描いた機織図です。
人や仙人らしき人も描かれています。
見送と呼ばれる山鉾の背面につける装飾は中国・明時代のものを復元した龍波濤文様(りゅうはとうもんよう)の織物だそうです。
手を触れないようにと注意書きがあります。大変貴重なものなんですね♪
お話は戻りまして
見事に、法力で八坂の塔の傾きを直しちゃった浄蔵貴所さん。
今でも見事に建つ八坂の塔を見物出来るのは、この方のおかげと言えますね
しゅっとした男前さんです!
そんな八坂の塔の傾きを直しちゃった頼れる法力使いの浄蔵貴所を一度拝みにいってみてはいかがでしょうか
不思議なパワーを授かれるかもしれませんねっ。
そんな山伏山の場所はコチラ↓
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