祇園祭の菊水鉾

菊水鉾(きくすいぼこ)は

町内にある井戸

「菊水井(きくすいい)」から名づけられた鉾です


この鉾に乗っている稚児人形は

どんな少年なのかっていうと・・・

名前を枕慈童(まくらじどう)と言います


こちらも中国の故事に由来します。

むかし、むかし、

魏の文帝(日本では邪馬台国の時代)の勅使(天皇の使者ですね)が

薬水を求めて山に入った時に一人の少年と出会います。


菊水鉾のこま札


その彼こそが枕慈童なのです

こんな山の中にひとりの少年

不思議に思った勅使は枕慈童に話を聞いてみると

なんとびっくり!

枕慈童は

「僕は、700年前に王の枕を誤ってまたいだのが原因で都を追われたんだ・・」

菊水鉾 鉾の先端

鉾頭には上向き十六弁の菊。


700年も前から生きている子供

勅使が何故700年も生きられたのか詳しく話を聞いてみると彼は、甘菊の葉に滴った露を飲んで700年もの間、長寿を保ったというのです。


このエピソードは能楽「菊慈童(きくじどう)」にも残されているお話。

そんなスーパー長寿少年である、枕慈童が稚児人形として菊水鉾に乗っています。

この稚児人形は菊丸とも呼ばれていますね。


菊水鉾のちょうちん


ところで

・・この菊水鉾では


ちょっぴり写真を頑張っちゃった京子

たっぷりとご覧ください


菊水鉾の破風その1

この羽は蝶々?綺麗ですね~


菊水鉾の破風その2

海老名峰彰作の鳳凰の懸魚を飾っているそうです。

菊水鉾の破風その3

鉾の特徴はこの唐破風屋根ですね


菊水鉾の前掛

菊水鉾の後掛

前掛、後掛は華麗なペルシャ緞通です。


菊水鉾の鉾にある榊

こちらは真木の中ほどにある榊「菊水」と書かれてます。

菊水鉾の胴掛

菊水鉾の胴掛

2つの胴掛は皆川月華作の「獅子・麒麟・太陽と飛鶴の図」。

う~ん

思わずこんなにたっぷりと

写真をとっちゃった菊水鉾

ひときわ目を引く鉾ですね

そんな菊水鉾の場所はコチラ↓

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