こんにちは、京子です。
さて本日は祇園祭の5日目吉符入の最終日です
何が行われたかというと・・・
長刀鉾稚児舞(なぎなたぼこちごまい)です
はい、という事でここでっ!祇園祭のおさらいで~す
・長刀鉾(なぎなたぼこ)
祇園祭ではリーダー的存在の鉾、山鉾巡行でも先頭を走る鉾であります!
・稚児(ちご)
その長刀鉾が巡行の際に乗せる子供(男の子)毎年一人選ばれています。
ということで、長刀鉾に乗る稚児が舞をするイベントが
長刀鉾稚児舞
7/1の祇園祭初日に「お千度の儀(おせんどのぎ)」が八坂神社にて行われましたが今回のイベントが行われる会場はというと、繁華街のど真ん中!四条烏丸を西に入る、長刀鉾町にある
長刀鉾保存会です。
その建物の2階から、一般の皆さんに見えるよう、長刀鉾稚児舞が行われます。
この場所ではちなみに、7/1からは囃子方(はやしかた)と呼ばれる笛や太鼓を演奏する人たちによる練習も夜に行われている場所で長刀鉾の本部なんですね
その長刀鉾も後日、この前にどーーーんと建つ場所です!
稚児による舞は、「太平の舞」と言われ
7月17日に行われる山鉾巡行(本番)でも、この舞は披露されます!
本日はいわば、
公開練習&町の人たちに稚児をお披露目する役割も兼ねているイベントなんですね
「みなさーん、どうですかー!今年の稚児もこんなに立派なんですよー!」ってな感じです
さて、そのお披露目パーティ♪
15時に、四条通り沿いにある長刀鉾保存会に行ってみると・・・
町には提灯が並び、祇園祭を感じさせられます
そして、
あ!
あああ
いるいるーーーー!
一般の方々の他にも報道陣多数っ!
ざっと100人以上集まってます
この隣にはホテルもあり、
宿泊客のみなさんもビックリしているのではないでしょうか
ハッピ姿の人も発見!
長刀鉾保存会の建物の中にはもちろん京子は入る事が許されず
外から待つ事にします。
それにしても、いい天気
いえ、いい天気というよりも・・・
( ´Д`)かなり暑い・・
そんな事を考えていると
涼しげな音色がいよいよ聞こえてきました・・
コンチキチン
コンチキチン
囃子方による、太鼓と笛の演奏。
う~ん
これを聞くとなんだか、それまで暑かったのがすこし和らぎ、涼しく感じちゃうから不思議ですね。
お祭りモードに一気に切り替わっちゃいます~っ。
そして
いよいよ
待つ事15分
出てきました!
2階から稚児を皆さんに披露ですっ
はっ!ま、眩しい!!
ピカっ!
ピカピカ!
と、稚児の頭にキンキラキンと輝く飾りっ
これは孔雀の羽を飾った「蝶とんぼの冠」と言います
そして、服装はというと
日本の伝統色と言われている「藤色」の振り袖に「若草色」の裃姿。
とってもシビれちゃいます&キュート
かわいい~
そして、お腹には小太鼓。両手にはバチを持っています。
その稚児のサポート役である禿(かむろ)の2人は金の団扇を持って両端にいます
太鼓と笛が鳴り響く中、いよいよ始まった太平の舞!
わぁっ!
稚児が落ちちゃう!!
始まって早々、稚児が窓から前のめりになって
上半身から大きく左に傾いちゃってます
・・ん?
あれ?
よーく見てみると
そうなんです、この稚児のバックには役員さんはじめ、お父様などが背中や、足元をしっかり支えられ、稚児が身を乗り出して踊る舞いが、太平の舞なんです。
稚児が手を真っ直ぐに前に伸ばし、倒れ込むように前のめりになります。
左と右を交互にするんです
一連の流れを説明しますと・・・
右に大きく乗り出します
その動きに合わせて禿も団扇を動かします
5秒ほど停止して、再び半円を描きながら定位置に稚児は戻り
胸に備え付いている太鼓を「トントン」とお囃子に合わせて叩きます。
これがワンセット
再び今度は左に倒れこみ、繰り返します。
それが終わると、また右に、そしてまた左に・・
・・あぁ、もうなんだか文章では
伝わりにくい、この舞。
と、いう事で
京子ブログ初の
パラパラ漫画でお届けします
(なぜ、動画で撮らねーんだっバーロウ!というツッコミはご遠慮ください、汗)
どーでしょうか
お分かりいただけましたでしょうか
本当にパラパラ漫画にしたい方はこの写真を
一枚一枚プリントアウトして
作ってみてくださーい(笑)
そしておおよそ20分ほど、この太平の舞が行われ
「長刀鉾稚児舞」は終了します。
最後は、観客の皆さんの拍手喝采~
これで、稚児も一安心でしょうね~次は本番の山鉾巡行ですね。
頑張ってください
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