こんにちは、京子です。


気付くと・・・あぁぁ!!!

そうなんです、一年の「半分」が終わっちゃいました

本日は6月30日。

もう、今年も残り半分かと思うと

( ´Д`)一年って本当に早いですよね。

さて今回はそんな一年の折り返しに

残り半年の無病息災を祈願する神事

夏越の大祓(上賀茂神社)の告知板

「夏越の大祓(なごしのおおはらえ)」

をレポートしたいと思います

この夏越の大祓は京都の様々な神社で行われていて

今回、京子は上賀茂神社へ行って体験してきました~


朝の10時に神社に到着すると

ギラギラした日差しが降り注いでいる上賀茂神社


日焼け止めを塗って対策はバッチリの京子です!

うふふっ

それにしても、いつ来ても上賀茂神社は広々してていい気持ちですね~


さて、さっそく見つけたのが・・・


(・∀・)あー!やってますね!!

夏越の大祓(上賀茂神社)の茅の輪(ちのわ)くぐり

茅の輪(ちのわ)くぐりっ。

大きさにして、直径3メートル強の大きな茅草(ちがや)で作られた

輪をくぐるんです。

もちろーん!誰でもくぐれるのですが・・・ただ潜るのではなく、その順序やルール通りにくぐらなければいけません~っ。


って事で京子も

少し復習をしながらここに書いてみます♪


この歌を唱えながら茅の輪をくぐります。

水無月の夏越の祓へする人は 千歳の命 延ぶというなり

(みなづきのなごしのはらへするひとは ちとせのいのちのぶというなり)


そして、次に

茅の輪は合計で3度くぐりますが、その順番(順路)もあるんですっ。


①茅の輪をくぐり左にぐるっと旋回

②元の位置に戻り、もう一度くぐり今度は右にぐるっと旋回

③最後に、もう一度くぐり左に抜けて終了!


という事で、すこしややこしいですが

そのくぐり方を丁寧に解説した立て看板もありましたっ。


よーし、京子も挑戦。


くぐって


もどって

・・もう一度


くぐって



最後に


もう一回っ・・


くぐる・・・・と!!


見事大成功

運動神経ゼロの京子でも無事にこなせたアトラクションでした♪

よかった~


次に、人が集まっているところを発見

橋殿(はしでん)でなにやら神主さんらしき人が!

京子ダッシュでーーーす


夏越の大祓(上賀茂神社)の橋殿(はしでん)

この夏越の大祓は、残り半年の無病息災を祈願するだけでなく、年明けから半年間の罪や穢れをお祓いする神事でもあり、上賀茂神社では茅の輪をくぐった後にこうしてお祓いとして、罪を水に流して浄めるのです。


水に流すって何を??といいますと・・・

その名も白い麻布や綿布を流してるのです。


なるほど~

(・∀・)「まぁまぁ、水に流しましょうよ」ってなもんなんですね

夏越の大祓(上賀茂神社)の紙吹雪

各々の神社によって大祓の神事は少々バリエーションが違うようですが

上賀茂神社ではお浄めの際に紙吹雪も撒かれたようです。


※この後、夜には人形流しが行われます!続きは後半でっ

そしてもう一つ!夏越の大祓に欠かせない食べ物といえば!

夏越の大祓(上賀茂神社)の水無月(みなづき)

水無月(みなづき)

三角の形に切られたういろうに小豆が乗った和菓子を食べるのです。


旧暦の6月を水無月と呼びますが、その名前から取られたお菓子のようです。そして、このお菓子にも意味があるようで水無月の上に乗っている小豆には悪魔払いの意味があり三角の形のういろうは「氷」を表しているんですね。氷は暑気払い(しょぎばらい)の意味を込めているようで昔は大変貴重だった氷は朝廷などに、この時期に振舞われ実際に、氷を口に入れて暑気払いをしたそうです。


では、さっそく京子もいただきまーーす♪

パクッ


もぐもぐ


小豆も甘いだけじゃなく、しっかりとした味と食感で

和菓子の魅力がギュっと凝縮しています


おいしい~っ!ごちそうさまでした

なんだか食べ物で季節を感じられるってすごく素敵な事ですよね


水無月に関してもう少し詳しく書かせていただきますと

旧暦の6月1日は「氷の節句」や「氷の朔日(さくじつ)」とも言われていて室町時代には幕府、宮中で年中行事とされていたんですね。御所でも口に入れていた氷は、「氷室(ひむろ)」の氷でして氷室とは冬の氷を夏まで保存しておく場所で、地下などの涼しい場所を利用して作られた冷蔵庫。


京都の北山には氷室という地名や、その跡が残っていて当時は

田んぼや池に水を張り氷を作っていたんですね

宮中では氷の解け具合により、その年の豊凶を占ったそうです。


しかーし

そんな貴重な氷は庶民にはもちろん口に出来ず

氷をかたどったお菓子が作られるようになった事が

この水無月の始まりだそうです。

うーん、ナイスアイデア♪

こんな美味しい和菓子が食べれるなんて昔の人に感謝です


夏越の大祓(上賀茂神社)の人形流し(ひとがたながし)

さて、夜の10時からは、再び橋殿にて

「人形流し(ひとがたながし)」が行われます♪


夏越の大祓(上賀茂神社)の人型の形をした紙

人型の形をした紙に名前と年齢(数え年)を記載して

それを神主さんが

橋殿の下を流れる「奈良の小川」に放ちます。

「水に流しましょう第2弾~」ですね

夏越の大祓(上賀茂神社)の篝火(かがりび)

篝火(かがりび)がなんとも幻想的~♪


ちなみに、人形は当日、神社に行けば誰でも書く事が出来ますので

みなさんも行く機会があれば是非やってみてください

夏越の大祓(上賀茂神社)の藤原家隆の歌が詠まれ

そして、このタイミングで聞こえてきたのが・・・

「風そよぐ ならの小川の夕暮れは みそぎぞ夏の しるしなりける」

百人一首、藤原家隆の歌が詠まれ人形流しが始まりました。

夏越の大祓(上賀茂神社)の30分経ってもまだまだ流れる人形

終始、見ていましたが、30分経ってもまだまだ流れる人形・・・。

一体、何枚ほど流れていったのでしょうか?

それにしてもすごい数の人形が小川に放流されてました。

そんな小川をぼーっと見ていると・・


ピカっ!


ん?


ピカピカっ!


わぁ、蛍だ~♪

たった一匹でしたが奈良の小川に光る蛍を発見

よーし今年も残り半年頑張るぞっ。


いよいよ明日からは祇園祭が始まります!

お楽しみにっ


そんな夏越の大祓が行われた上賀茂神社の場所はコチラ↓


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