こんにちは、京子です。
昨日の楽しい思い出をまだ引きずっています。。
あぁ・・・あの日に帰りたい・・
さて、昨日の貴船祭で今日のブログは予想の通り
どどんっ!
そうです~
貴船神社(きぶねじんじゃ)です
この貴船神社なんですが、名前の由来は神武天皇のお母さんである玉依姫(たまよりひめ)が・・・
ドンブラコ~
ドンブラコ~
と、黄色い船(つまり黄船)に乗ってこの地に社殿を構えたのが始まりらしいです。
ちなみに神武天皇というのは日本初代天皇です。
神話にも登場するこの天皇は存在しないというのが定説らしいのですがなんらかの史実の反映ではないか?とも言われているんですよね~。
そして、ニュース等で戦後の好景気として伝えられる
「神武景気」
とは・・・ズバリ!
この神武天皇からきていて、ようするに
神武天皇が即位してから例を見ない好景気という意味です。日本が出来て以来の好景気だ、とそういうわけですね。
バブルも経験した事の無い京子には夢のまた夢のようなお話です。
話を戻しまして、この貴船神社の代名詞ともいえる石階段。
朱塗りの灯篭がずらーっと並んでるこの景色は
一度は見たことがあるのではないでしょうか
私も憧れの場所でもありましたので、目の前で見たときは
思わず・・・!
灯篭の数を「ひとつ・・ふたつ・・みっつ・・」と、数えそうになりました(汗)
貧乏臭くてスミマセン~
それだけ感動しちゃったというワケなのです。
石階段を上って山門をくぐると
ヒヒン!ヒヒ~ン!!
なななんと馬の銅像が
貴船祭のときにもご説明しましたが、貴船神社は水をつかさどる神様を祀っています。その事から、長い間、朝廷によって日照りには、黒馬、長雨には白馬が奉納され、祈願されていたそうです。
また、馬を奉納するのに変わって板立馬を奉納したこともあり、この板立馬が「絵馬」の始まりとされているんですね~。
ってことは・・・
つまり!つまり!
絵馬の始まりは貴船神社なんですねっ♪
そして、ここ貴船神社の絵馬はいくつか種類があるんですが
今回はこの絵馬の写真を撮りました。
どどんっ↓
才色兼備の平安歌人「和泉式部(いずみしきぶ)」
貴船神社は和泉式部のゆかりの地でもあるんですね。
彼女についてはまた、後ほどご説明させていただきま~す♪
馬の銅像を通り過ぎると本殿があります。
2005年に改築されたばかりですので、すごい綺麗!!
床はツルツルすべるくらい磨かれてそうです~
この綺麗なピカピカした床を見ていると・・・
体育館の床で滑って遊んでいた学生時代を思い出しました
そして、これ!なんだと思います?
その名も「水占みくじ」
観光客の方がやってるのを見て思わず写真を撮らせて頂いたんですが
(京子も当然、観光客なんですけど・・・)
写真写りが悪く、正直わからないと思いますが
実は、おみくじの紙なんです。
貴船神社のおみくじは
境内から湧き出るご神水に浮かべないと読めないんです!
つまり・・ご神水に浮かべると
なななーんと!字が浮き上がって来ます!
おみくじを浮かべる場所、水占齋庭(みずうらゆにわ)
面白い演出されてますね~
こういうのキュンときちゃいますっ
さて、本宮を出て、奥宮に向かう途中にあるのが
結社(ゆいのやしろ)です。
こちらは、磐長姫(いわながひめ)がご祭神で縁結びの神様として信仰されています。
そして、ここに先ほどの絵馬にも登場した和泉式部が祈願をしたという話が伝わっています。
彼女は、紫式部や清少納言と同時代を生きた人で天才歌人といえます。
主に恋歌に優れたものが多く実生活も恋多き方でした。
そして、ここに彼女の歌碑が建っています。
「もの思へば沢の蛍もわが身よりあくがれ出づる魂かとぞ見る」
あれこれと思い悩んでここまで来ますと、蛍が貴船川一面に飛んでいます。そのはかない光は、まるで自分の魂が体からぬけ出て飛んでいるようでございます。
のわぁぁぁぁん(泣)なんて乙女心なの~(泣)
夫と不仲になっていた時に詠んだものらしいですが
その時の心情が伝わってきますね
そしてもっとすごいのが、この歌をここで詠んだあと
なんと社殿から
「奥山にたぎりて落つる滝津瀬の玉散るばかり物なひそ」
しぶきをあげて飛び散る奥山の滝の水玉のようにそんなに深く考えなさるなよ。
と、・・・貴船神社の神様からの返歌があり夫とも復縁できたみたいです
神社の神様と交信していたとは!スゴい!
この和泉式部は恋愛遍歴が多く、スキャンダラスな女としてたびたび取り上げられたりもしますが
私はそうは思ってはいません。
当時としては、和泉式部だけでなく他の女性も恋愛遍歴が多く、そういう時代だったんですよね。
そんな京子も
そろそろ浮き名を流したい・・・
奥社へ向かう、途中の山道にある作庭家・久保篤三氏より奉納された「天の磐舟」がありました。船にまつわるものが沢山ですね~。
そして見えてきました
ここをくぐりぬけると・・・!
「奥宮」です。
貴船祭の時は、コチラで出雲神楽が行われたんですよ~。
最後に和泉式部とは逆に、悲しく生きた女性をもう一人忘れてはいけません。
そうです、
う~ら~ん~で~や~る~!!
で、同じみの丑の刻参り
なんと貴船神社は、その「丑の刻参り」発祥の地でもあります
鉄歌伝説(かなわでんせつ)として残っており
その昔、宇治の公家の娘である橋姫という女性が男をとある女性にとられた事が始まりです。
すさまじい嫉妬に狂った彼女はなななんと・・・
貴船神社で7日間に渡り、「妬ましい女を取り殺したいのです、鬼神に変えてください。」と祈り続けたようで、それを聞いた貴船明神は「鬼になりたければ姿を変えて、宇治川に21日間身を浸けよ」と言ったそうです。
それを聞いた橋姫は次のような格好になります。
長い髪を5つに分けて角を作る!
顔に朱を、体には丹を塗る!
頭に鉄輪を乗せ、その鉄輪の三つの足に松をつけて火を灯す!
両端に火をつけた松明を口にくわえる!
すごい、、、もうこれだけで見た目は充分、鬼だと思うのですが
そして、その姿でお告げ通りに21日間宇治川に身を浸し生きながら鬼となったのですがその鬼を沈めたのがなんと、安倍晴明!!
鬼になった橋姫をズバっと封印したそうです。
ちなみに橋姫がしていた「鉄輪」を置いた
鉄輪掛石が叡山電鉄「貴船口駅」の近くにあるそうですよ。
こんな橋姫の
お話を聞いちゃった京子・・・
怖くて恋が出来なくなっちゃいそうです
※その橋姫が主祭神の橋姫神社にも今後お邪魔したいと思います~
そんな貴船神社の場所はコチラ↓
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