GWも最終日になってしまいました(TωT
充実した最終日にするべく
京子が向かった先は…
そう、もう予想されている方も多いと思います♪
上賀茂神社で開催された
京都市登録無形民族文化財にもなっている
賀茂競馬(かもくらべうま)
に行ってきました
上賀茂神社と言えば…
双葉葵ですよね
実は、初めて生きている双葉葵を見ました!!
もう、この時から既に興奮しっぱなしです
本命の「賀茂競馬」なんですが
昔は、「きそいうま」や「こまくらべ」とも云われていたそうで
もとは宮中武徳殿で五月五日の節会に催され、
左方右方に分かれ二頭ずつ十番で勝敗を決し、天下泰平五穀豊穣の祈願を為すもの
だったんだそうです☆
南側にある鳥居を
一の鳥居
と呼び、そこから北側にある
二の鳥居付近までの傍にある芝の左右に、
埒(らち)と呼ばれる馬場(馬が走る所)を区切る柵があるんですが、
なんと、
「埒」が明かないと、15日の葵祭(賀茂祭)が出来ない。。。
「埒が明かない」
という言葉の語源が、この「埒」からきているんだそうです。
ビックリです(@ω@
と言ううんちくを解説して頂きながら
なんとも可愛い警備衆の皆さんがやってきました
地元の小学校の子達が最初に埒内を警備して回るんです♪
そして、その後にお待ちかねの馬達が入場してきます
おやおやおや?_?
何故だか、蛇行しながら馬が南下してきます。
これは、九折南下と言って
性質が全く判明しない野生馬を始めて競馬に用いる為に、
馬に乗る人=「乗尻(のりじり)」が馬の性質を掴み、
馬もまた馬場に慣れる為に行う重要な儀式で
「賀茂悪馬流(かもあくばりゅう)」
という作法の一つなんだそうですが
野生の馬を颯爽と乗りこなすなんて、カッコイイですねヽ(*'0'*)ツワァオォ!!
今はサラブレッドを使用されているそうなんですが、
儀式としてここまで丁寧に、
馬を慣らし、乗尻が馬の性質を掴む為に
時間をかけている所は、この賀茂競馬だけなんだそうです。
流石、「徒然草」等にも書かれていて、蓋し天下の壮観ですね
中央の辺りまで約七回半位じっくりと往復させている訳には、
そういう意味があったんですね~
流鏑馬神事も凄かったんですが、
こちらは、なんと鎌倉時代に基礎が確立されたものを、
ほぼ古儀のまま踏襲されているそうでなんです
そして、いよいよ第一レースが始まります
「エイヤーーーーーー!!」
という凄い掛け声と共に疾走してくるのは
先ほど一番先頭を歩いていた
乗り手も馬も赤い服の人(右方)が駆け抜けて行きます
続いて、2番手には黒い服の人(左方)が同じく
「エイヤーーーーーーーーーーーーー!!!!」
あれれ
てっきり、2馬並んで競争をすると思っていたのですが
なんと第一レースに限っては
荘園二十箇所第一の「倭文庄(しどりのしょう)」と呼ばれる
左方(さほう)の勝ちと決められているんです
その後、2番手の馬が来るのを埒から少し顔を出して
「はやくおいで~♪」
という役目もしてました
かわいいですね
本当の勝負は、2番目から始まるのですが
これもまた、現代の競馬とは違うんです
その一つがコチラ
ここからスタートし
ここで鞭を打ち
この「勝負の楓」の地点で、
「先」にスタートした馬と「後」にスタートした馬の
「差」が開けば先の勝ち、
縮まれば後の勝ちとなります。
面白いですよね
そんなレースが、六回ほどあるのですが
なんと、この日に神様が↓に降臨されていて
レースが半分終ると、前にある矛を倒して
レースが半分終了しましたよ♪
と示すと、お帰りになられるんだそうです
「え”!!??」
神様レース半ばで帰っちゃうのぉ~??
もしかして、飽きた?
と京子は疑問に思ったのですが…
そんな事は言わない言えません(笑
その後も、先輩vs後輩の馬の戦いがあったり
離れてスタートしているのにも関わらず接戦になったり
足が速すぎて、レース終了地点で止まれずかなり奥まで突っ走っていったお馬さんがいたり
とても面白いイベントでした
やっぱり、お馬さんは可愛いですね
その後、結果発表があり
左方が勝てば、その年は「豊作」に見舞われるそうなのですが
結果は:「引き分け♪」です。
「作」になるんでしょうか?
レース後の乗尻は、お酒を軽く振舞われ
全員で集合写真を取らさせて頂きました
本当に、皆さんお疲れ様でした
こんな可愛い、双葉葵馬も販売されていました
そんな賀茂競馬が行われた場所はコチラ↓
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