メモ2016-01-25
テーマ:その他

広沢池

今回ご紹介するのは

京都市右京区にある


広沢池(ひろさわのいけ)


広沢池(ひろさわのいけ)です!


広沢池は、円周1.3キロ程の巨大な池で

日本三沢(にほんさんたく)の1つに

数えられているんですね~


8世紀頃に渡来系民族である
秦氏(はたし)が
その原型を造ったといわれ
後に遍照寺(へんじょうじ)創建の際に
寛朝(かんちょう)が寺の庭池として
造営したと伝わっている事から
通称・遍照寺池(へんじょうじのいけ)とも
呼ばれているんですよ♪


遍照寺

遍照寺


遍照寺は、山号を広沢山という

真言宗御室派準別格本山の寺院で

平安時代の989年(永祚元年)に

花山天皇(かざんてんのう:第65代天皇)の勅願によって

寛朝が創建したといわれています


もともとは広沢池の北西

朝原山(あさはらやま:遍照山とも)麓に

あったそうで、そこにあった山荘を改めて

お寺にしたといわれているんですね


遍照寺創建当時、池の周辺には
金色の観世音菩薩(かんぜのんぼさつ)を
お祀りする観音島(かんのんじま)や
多宝塔(たほうとう)、釣殿(つりどの)
八角堂等の壮大な伽藍(がらん)を構え
観月の名勝としても知られていました


池に突き出た観音島

池に突き出た観音島


現在、池の西側には

池に突き出た観音島があって

そこに石仏の千手観音像や

壹美白弁財天社があるんですね


石仏の千手観音像

石仏の千手観音像


映画やドラマでも
良く使われる場所でもあって
最近では、NHKの朝の連続テレビ小説
『あさが来た』の新次郎さんが
三味線を弾くシーンで
この場所が使われていました


壹美白弁財天社

壹美白弁財天社


そんな広沢池は
2010年(平成22年)の
3月25日に農林水産省の
『ため池百選』に
選ばれたんですね~♪


ちなみに池の周りの道は

千代の古道(ちよのふるみち)と言って

平安時代の貴族がお月見などの際に

通った道といわれています


広沢池は多くの歌人が訪れては
和歌や俳句が詠まれた場所でも
あるんですね


■和歌


・後鳥羽法皇(ごとばほうおう:第82代天皇)

広沢の 池に宿れる月影や

昔をてらす 鏡なるらむ


・西行(さいぎょう)

宿しもつ 月の光のををしさは

いかにいへども 広沢の池


・平忠度(たいらのただのり)

あれにける 宿とて月はかわらねど

昔の影は なほぞこひしき


・源頼政(みなもとのよりまさ)

いにしへの 人は汀(みぎは)に影たえて

月のみすめる 広沢の池


■俳諧(はいかい)


・岡田野水(おかだやすい)

広沢や 背負うて帰る 秋の暮れ


・木村文邦(きむらぶんぽう)

広沢や ひとり時雨るる(しぐるる) 沼太郎


・松尾芭蕉(まつおばしょう)

名月や 池をめぐりて 夜もすがら


・与謝蕪村(よさぶそん)

水涸れて 池のひづみや 後の月


和歌を見ると歴史を感じたんじゃないでしょうか


この他にも多くの歌人が

広沢池で和歌を詠んでいますので

ご興味のある方は調べてみてくださいね


そして、多くの歌人に愛された
広沢池では京都の風物詩にもなっている
行事がありますので
最後にご紹介しておきます♪


・広沢池灯篭流し


広沢池灯篭流し


毎年8月16日の大文字の送り火の際には

広沢池で灯篭流しが行われます。


先祖や水子を供養する為に戦後始められ

赤、青、緑、黄、白の仏の5つの智恵を表す

五色の灯篭を小船から広沢池に流すんですね

※詳しくは、※詳しくは広沢池灯篭流し 2012(広沢池・児神社)をご覧下さい。


・鯉揚げ(こいあげ)


12月の風物詩、鯉揚げで水が抜かれ状態

12月の風物詩、鯉揚げで水が抜かれ状態


毎年12月上旬に池の水を抜いて

底に溜まった泥をさらい

春に放流した鯉(こい)や

鮒(ふな)の稚魚等を収穫する

鯉揚げが行われます


鯉揚げで捕れた魚が売られている様子

鯉揚げで捕れた魚が売られている様子


という事で今回は

日本三沢の1つに数えられる

広沢池をご紹介しました


広沢池の場所はコチラ↓