メモ2015-11-11
テーマ:祭り・イベント
関連:満足稲荷神社 / 

火焚祭(満足稲荷神社)

今回ご紹介するのは

京都市左京区にある

満足稲荷神社(まんぞくいなりじんじゃ)の


火焚祭(ひたきさい)


火焚祭(ひたきさい)です!


満足稲荷神社の火焚祭は、毎年11月8日に行われ

家内安全や病気平癒等が書かれた

『火焚串(ひたきぐし)』を焚き上げて

祈願成就を願うお祭なんですね


また、お火焚の他に巫女さんによる
湯立神楽(ゆたてかぐら)も
行われているんですよ


巫女さんによる湯立神楽(ゆたてかぐら)

巫女さんによる湯立神楽(ゆたてかぐら)


ちなみに満足稲荷神社

もともと豊臣秀吉(とよとみひでよし)が

築城した伏見城内にあったそうで

秀吉は、以前から信仰していた稲荷神のおかげで

1592年(天正20年)の文禄の役(ぶんろくのえき)での

勝利に繋がったという事から

稲荷社を伏見城の鎮守社として

城内にお祀りしたんだそうです


満足稲荷神社

満足稲荷神社


満足稲荷という名称も
秀吉がこの霊験に満足しているという事から
名付けられたといわれているんですね~♪


お火焚についても簡単にご説明しますと・・・


お火焚というのは
主に11月に各地の神社で行われる
火祭(ひまつり)の事で
社殿の前に願い事の書かれた
火焚串や護摩木等を組んで、お炊き上げして
五穀豊穣(ごこくほうじょう)に感謝し
無病息災や家内安全を祈願すると
いうものなんですね


場所によっては、お神楽(かぐら)や

湯立神事(ゆたてしんじ)が行われたり

火が衰えてきた火床に

ミカンや饅頭(まんじゅう)を投げ入れ

参拝者に授与してくれたりするんですよ♪


そんなお火焚の起源は、神楽の際に焚く篝火

(かがりび)である庭燎(にわび)や

秋に取れた収穫物に感謝を捧げる収穫祭の

新嘗祭(にいなめさい)といわれています


それでは早速レポートしていきましょう

※写真は過去のものを使っています。


舞殿

舞殿


午後14時頃、満足稲荷神社の境内に着くと

お火焚をする準備が整えられていました!


お火焚をする火床

お火焚をする火床


しばらくすると雅楽とともに

本殿神事が始まります!


最初に神様をお迎えするにあたって

修祓(しゅばつ)が行われ

罪や穢れ(けがれ)を祓うんですよ


これは神様は穢れが
大変お嫌いだからなんですね♪


本殿神事

本殿神事


そして宮司による

祝詞(のりと)を奏上(そうじょう)し

巫女さんによる鈴の舞が奉納されます!


鈴の舞

鈴の舞


そして舞殿の前に用意された釜の前に移動し

湯立神楽へと移ります


湯立神楽

湯立神楽


まずは、煮えたぎった窯の中に

塩やお酒等を入れてよくかき混ぜるんですよ


塩を入れる様子

塩を入れる様子


お酒を入れる様子

お酒を入れる様子


そして、それを少しだけすくい取って

神前にお供えをします


その後、窯の中のお湯に
笹を浸してよくかき混ぜ十分に笹が浸されると
両手でその笹を素早く引っこ抜いて
四方八方にお湯を撒き散らすんですね


四方八方にお湯を撒き散らす様子

四方八方にお湯を撒き散らす様子


この撒き散らされた窯のお湯を浴びる事によって

無病息災のご利益があるといわれています


湯立神楽に続いて
用意されていた火床に火が点けられ
お炊き上げが始まります!


大祓詞(おおはらえことば)を唱える様子

大祓詞(おおはらえことば)を唱える様子


お炊き上げが始まると

大祓詞(おおはらえことば)を唱えられ

火床には火焚串が投げ入れられ

お炊き上げするんですね~

※大祓詞は奈良時代から続く祝詞(のりと)の1つで、別名『中臣の祓(なかとみのはらえ)』と言います。


お火焚

お火焚


という事で今回は

満足稲荷神社で行われた火焚祭を

ご紹介しました


満足稲荷神社の場所はコチラ↓

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