こんにちは京子です。

今回ご紹介するのは

3月30日に隨心院(ずいしんいん)で行われました・・・

はねず踊り奉納法会

はねず踊り奉納法会(はねずおどりほうのうほうえ)です


隨心院は平安時代、絶世の美女として有名な

小野小町(おののこまち)ゆかりのお寺として有名です。


境内にある梅園では

梅がまだ咲いていましたよ

31日まで特別公開されているので

今年、梅をまだ見ていない人は行かれてみてはいかがでしょうか。


毎年3月の最終日曜日には境内で

はねず踊りという祭

小町を偲び『はねず踊り』という祭が行われます。

※詳しくは、はねず踊り 2012(隨心院)の記事をご覧ください。


その祭の成功を祈り前日に行われる法要が

はねず踊り奉納法会なんです

※『はねず踊り』や『今様(いまよう)』の披露も行われます。


それでは早速レポートして行きましょう

14時から能之間(のうのま・本堂横)と呼ばれる所で

法要が行われます。


住職の方によりお経が読まれ

お焼香が上げられます。


はねず踊りを奉納する子供

はねず踊りを奉納する子供

今様を奉納する子供

今様を奉納する子供

関係者と続き

参詣者もお焼香を上げる事が出来ましたよ


はねず踊り

続いて『はねず踊り』が奉納されます。


この踊りは

小町が小野の里(隨心院のある地域)で

子供達と一緒に遊びながら舞った踊りと言われています


残念ながら一時期、途絶えてしまうのですけれど

昭和48年頃に復活させて

現在まで続いています。


踊りは8人の地元小学校4~6年生で行われます。

練習の成果を披露する為に

仏様の前で踊りを奉納するんですよ


歌に合わせて踊るのですけれど

この歌は『百夜通い(ももよがよい)』というエピソードが主題となっています。


簡単に言いますと

小町に惚れた『深草少将(ふかくさしょうしょう)』という男性が

彼女の心を掴む為に100日間通い続けるという話です。

※詳しくは、欣浄寺の記事をご覧下さい。


はねず踊りで歌われる歌詞は

よく知られているエピソードとは違って

深草少将と違い驚く小町

99日目に代理を立てた事が小町にバレてしまうという内容になっています。


是非、動画でご覧ください。

裾の緑色が見えているのが小野小町で、見えていないのが深草少将です。


一生懸命に踊っている姿に

皆さん夢中でシャッターを切っていらっしゃいました


踊りが終わると

今様の奉納

続いて今様が奉納されます。


はねず踊りを卒業した子供が

はねず踊りを卒業した子供による今様

今様を踊っているそうです



こうして1時間程で法要は終わりました。


はねずういろう

境内では『はねずういろう』が売られていました。


200年前と変わらない天然素材(黒砂糖、寒天)を使って作られています

この辺りでは昔から

初午祭(はつうまさい・2月最初の午の日に行われる神事)に献上していたそうです。


甘すぎる事はなく

あっさりとした味でとっても美味しかったです。


明日、行われる『はねず踊り』は

11時、12寺半、13時半、15時の計4回予定されているので

気になった方は訪れてみて下さいねっ


そんなはねず踊り奉納法会が行われた隨心院はコチラ↓


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