こんにちは京子です!
今回ご紹介するのは
9月1日に『江文神社(えぶみじんじゃ)』で行われた・・・
大原八朔祭(おおはらはっさくさい)です
その中で奉納される
大原八朔踊(おおはらはっさくおどり)をレポートしたいと思います。
大原は京都市左京区にある地名の1つです
大原八朔祭では大原にある8つの町が参加して行われます
次に『八朔祭』についてご説明しますと
五穀豊穣と天災除けを祈願する祭で
八朔とは旧暦の8月1日(朔日)の意味であり
この日に
農村では、その年に取れた『初穂(はつほ)』を恩人に贈る
風習などもあります
そんな大原八朔祭で奉納される大原八朔踊は
京都市登録無形文化財にも登録されている踊りで
藍染めされた絣(かすみ)の着物に、菅笠(すげがさ)姿の青年が
『道念音頭(どうねんおんど)』と呼ばれる音頭に合わせ
輪になって踊ります
19時過ぎに江文神社へ到着した京子!
境内には
小さな子供から年配の方まで、地元の方を中心に
大勢の人が集まっています。
本殿へと向かう石段には灯籠が並んでいます。
19時半になると
町の男性陣(約50人ほど)が集まり
それぞれの町名を書いた高張提灯(たかばりちょうちん・竿の先に高く吊るした提灯)を掲げ
音頭を取りながら境内へと向かいます
※ここで歌われたのは『川川づくし』と呼ばれる、京都を流れる様々な川の名前が入った音頭です。
参道を歩く姿を動画でどうぞ!
境内に到着すると、まずは本殿に向かって
踊り手(15歳前後の青年)達が
祭の無事を祈願し、参拝します。
本殿の前には『やぐら』が組まれ
参拝を終えた青年達が、その周りをぐるぐると周ります。
※やぐらの四方に斎竹を立て、注連縄が張られていました
しばらくすると
いよいよ大原八朔踊が始まります
楽器を一切使わない『道念(どうねん)』と呼ばれる音頭に合わせて
踊り手が
やぐらを中心に、円になって踊ります
音頭をとる『歌い手』は、それぞれの町内から選出された4組で構成されています。
音頭は『都名所』『紅葉名所』など
それぞれの町内オリジナルの音頭が披露されます
こちらは、その歌詞です。
踊り出して、しばらくすると
大原女(おおはらめ)姿の女性や年配の方も混じり、踊りの輪がより一層大きくなりました
※大原女に関しては太陽カフェの記事をご覧下さい。
各町内の名前が入った提灯を持った袴姿の男性が、やぐらの側に立っています。
ちなみに
大原八朔祭では
この『大原八朔踊』以外にも、午前中に式典が行われ
夕方からは、地元の子供達による盆踊りも奉納されます
こうして本殿に祀られている
倉稲魂神(うがのみたまのかみ・稲荷神として知られる穀物や農耕の神様)に向かって
1時間程の踊りを奉納し
無事に大原八朔祭は終了しました♪
そんな江文神社の場所はコチラ↓