メモ2016-03-21
テーマ:カフェ・スイーツ

長久堂(きぬた)

今回ご紹介するのは

京都市北区にある長久堂(ちょうきゅうどう)の


代表銘菓きぬた


代表銘菓、きぬたです!


長久堂は1831年(天保2年)に

初代、長兵衛によって四条新町で創業された

『新屋長兵衛』にはじまる

150年以上続く老舗和菓子屋店です


長久堂北山本店

長久堂北山本店


現在の長久堂の名前になったのは
1889年(明治22年)の2代目の時で
2代目の『長助』と、その妻
『久』の字を取って『長久堂』と
名付けられたんですね


長久堂北山本店の看板

長久堂北山本店の看板


戦後、四条河原町に四条店を移し

1994年(平成6年)には、北山本店を開きました


長久堂北山本店の店内

長久堂北山本店の店内


そんな長久堂の代表銘菓『きぬた』は
アイロンの無い時代に
布を叩いて柔らかくし
皺(しわ)を伸ばす為の道具
『砧(きぬた)』から
取られているんですけれど
これは、初代の長兵衛が
1853年(嘉永6年)に
故郷、丹波(たんば)に帰郷した際
絹を柔らかく、また艶を出す為に
打っていた美しい砧の音を
聞いたのをきっかけに
創作されたものだからなんです


長久堂のきぬた

長久堂のきぬた


薄い赤色で染めた備中の

白小豆で作った羊羹(ようかん)を芯に

薄く伸ばした求肥(ぎゅうひ)を

何十にも重ねて綾巻(あやまき)とし

阿波(あわ)の砂糖の一種である

和三盆(わさんぼん)を

まぶした棹菓子(さおがし)なんですよ

※棹菓子とは、長い直方体や長い円筒形、また、長い三角形等の棒状のお菓子の総称です。


見た目が丸く、薄い赤色の羊羹が
鮮やかな色合いで可愛らしいですよね


その後、長久堂のきぬたは

1867年にパリで行われた

『パリ万国博覧会』に出品され

その際、大変高い評価を得て、章を受けました


皇室からのお買い上げもあり

広く京都の人々にも愛されていったんですね♪


きぬたの包み紙

きぬたの包み紙


そして、昭和に入ると長久堂のきぬたは
『和生菓子特殊銘柄品
(わなまがしとくしゅめいがらひん)』に
指定される事となります


和生菓子特殊銘柄品というのは

1942年(昭和17年)に京の伝統菓子を

保護する目的で指定された18品目の事です。


先の大戦の最中、物資が不足していく中で

お菓子の製造が難しくなっていったんですけれど

京都を代表する京菓子を選りすぐり

この18品目だけは必ず残そうと

指定されたものだったんですね


切る前の棒状のきぬた

切る前の棒状のきぬた


つまり!長久堂のきぬたは
京都の人々にとって最も後世に残すべき
京菓子の1つになったという事です!


さて、その長久堂のきぬたを

実際に食べてみると・・・


きぬた

きぬた


白餡のしっとり、もっちりした感じと
羽二重のような求肥がとっても良い食感!
また、和三盆の甘すぎない甘さが
とっても上品で美味しいです


周りの和三盆の量を自分好みに

調節して食べれるので

甘いのがお好みの方、甘いのが苦手な方

どちらにも好まれるような気がします!


ちなみに北山本店では

店内で頂く事も出来ますよ


長久堂の紋

長久堂の紋


という事で今回は北山にある

長久堂の代表銘菓、きぬたをご紹介しました


長久堂北山本店の場所はコチラ↓