メモ2016-02-14
テーマ:カフェ・スイーツ

かざりや(あぶり餅)

今回ご紹介するのは

京都市北区紫野(むらさきの)にある


かざりやのあぶり餅


かざりやのあぶり餅です!


あぶり餅は、親指大にちぎられたお餅を
竹串に刺して、きな粉をまぶし
高級備長炭の炭火で炙った後
白味噌のタレが塗られた餅菓子の事です


やすらい祭で知られる今宮神社

(いまみやじんじゃ)の門前名物として知られ

現在、今宮神社東門前の参道に

向かい合うようにして建つ2軒のお茶屋さんで

振る舞われているんですね~


今宮神社

今宮神社


ちなみに2軒のお茶屋さんの北側を
『一和(一文字屋和輔)
(いちわ(いちもんじやわすけ))』
南側を『かざりや』といいます。


一和(一文字屋和輔)とかざりや

一和(一文字屋和輔)とかざりや


そんなあぶり餅の歴史は古く
平安時代、一条天皇
(いちじょうてんのう:第66代天皇)の時代に
疫病に流行った際に今宮神社の神前へ
疫除けの願いを込めて
あぶり餅をお供えしたのが
始まりといわれているんですね


それ以来、あぶり餅を食べれば

1年間、無病息災のご利益があると

信じられているんですよ~


ちなみにあぶり餅を挿している

竹串は、今宮神社に奉納された

斎串(いぐし)なんだそうです


また、あぶり餅は
玉のようなお餅である事から
お玉のご利益にあやかれるとも
いわれているいるんですね


お玉というのは、徳川幕府5代将軍である

徳川綱吉(とくがわつなよし)の母

桂昌院(けいしょういん)の幼名の事で

『玉の輿』の語源になったといわれる人物です


西陣の八百屋の娘であったお玉は

格の高い由緒ある西陣の

大棚(おおだな:大店)である

本庄家(ほんじょうけ)に養女として出され

その後、江戸幕府第3代将軍

徳川家光(とくがわいえみつ)の側室となり

後の5代将軍となる綱吉を産んだんですね


お玉が京都から江戸に嫁ぐ際
江戸までの道程を輿(こし)に
乗っていった事から
玉の輿入れ(たまのこしいれ)という
諺(ことわざ)が
生まれたといわれています!


まさに玉の輿!というワケですね


そして今回ご紹介するのは
南側にある、あぶり餅本家・根元を名乗る
『かざりや』のあぶり餅です!


かざりや


かざりやは、江戸時代の

1637年(寛永14年)に創業された

約400年以上続く老舗店で

代々女性が一子相伝で味を守ってきたそうです


かざりやの暖簾

かざりやの暖簾


お店の前では、あぶり餅を

高級備長炭で炙っていますので

今宮神社東門前の参道では

あぶり餅の香ばしく美味しそうな匂いが

漂っています


高級備長炭で炙っている様子

高級備長炭で炙っている様子


そこを通りかかった参詣者の方は

この匂いにつられて

お店の中へと吸い込まれてしまうと

いった感じでしょうか


かざりやの店内の様子。100席程あるようです。

かざりやの店内の様子。100席程あるようです。


また、冒頭でもご紹介しましたように

お茶屋さんが2軒が向かい合っていますので

呼び込みもまた見もので

こちらも名物となっているんですよ


かざりやのお庭

かざりやのお庭


「あぶり餅ならこっちにどうぞ!」
「こちらのあぶり餅はいかがどすか?」

といった具合ですね♪


さて、実際にかざりやさんの

あぶり餅を食べてみると・・・


丸いお皿にのせられた、かざりやのあぶり餅

丸いお皿にのせられた、かざりやのあぶり餅


とってもモチモチしていて
白味噌の甘いタレと塩気が絶妙で
美味しいんですっっっ


また、あぶり餅と一緒に運ばれてくる

お茶にも良く合うお味なんですよ~


1人前で、お餅が15本
ついてくるんですけれど
美味しすぎて2人前くらいは
ペロっと食べれてしまいますっ!


というか、もっと食べたくなるような

そんな感じですね


こちらはお土産用のあぶり餅です


かざりやのお土産用あぶり餅

かざりやのお土産用あぶり餅


お土産用は3人前からとなっていて

竹の皮で包まれています!


お土産用あぶり餅

お土産用あぶり餅


なるべく早めに食べるように

した方がいいんでしょうけれど

もしお餅が固くなってしまった場合には

電子レンジで温めればよいそうです


けれどやっぱり

お店で頂く事をオススメしますね


という事で今回は

かざりやのあぶり餅をご紹介しました~


かざりやの場所はコチラ↓



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