メモ2015-10-28
テーマ:その他
関連:京のお菓子 その1 / 京のお菓子 その2 / 京のお菓子 その3 / 京のお菓子 その4 / 京のお菓子 その5 / 京のお菓子 その6 / 京のお菓子 その8 / 京のお菓子 その9 / 

京のお菓子 その7

今回ご紹介するのは・・・

京のお菓子です!


京都発祥のもので宮中や神社仏閣ゆかりの

歴史あるお菓子をご紹介したいと思います


もちろん現在でも

食べられるものばかりですよ~

では早速いってみましょう


阿闍梨餅(あじゃりもち)


阿闍梨餅(あじゃりもち)


まずは京都駅のお土産販売数

第1位に輝く程、人気のある

満月(まんげつ)の阿闍梨餅です


こちらは比叡山(ひえいざん)の
徳の高い僧侶、阿闍梨(あじゃり)にちなんで
名付けられた和菓子なんですね~


満月

満月


比叡山で7年かけて行う

千日回峰(せんにちかいほう)という

厳しい修行の最中、阿闍梨が

お餅を食べて飢えを凌いだ逸話から

考えられたんだそうです


お餅の見た目も阿闍梨が被る
網代笠(あじろがさ)を
象ったものになっているんですよ♪


烏羽玉(うばだま)


烏羽玉(うばたま)


こちらは、烏羽玉(うばたま)という

アヤメ科の花『ヒオウギ』の種を象った

亀屋良長(かめやよしなが)の和菓子です


ひと月で4万個以上
売れるといわれる名物菓子で
亀屋良長が創業以来200年以上
ずっと作り続けているんですよ


亀屋良長(かめやよしなが)

亀屋良長(かめやよしなが)


ちなみにヒオウギの種は

光沢のある黒色をしている事から

烏(からす)の濡れているような黒い羽

烏羽玉(うばたま、または、ぬばたま)』

と呼ばれています


見た目からチョコレートに

見えるかもしれませんけれど

沖縄産の黒糖を使ったものなんですよ


・吉兆あゆ(きっちょうあゆ)


吉兆あゆ(きっちょうあゆ)


吉兆あゆは、祇園祭(ぎおんまつり)の山鉾で

通称『鮎釣山(あゆつりやま)』とも呼ばれる

占出山(うらでやま)にちなんだ

祇園祭限定で販売される

大極殿本舗(だいごくでんほんぽ)のお菓子です


見た目は鮎の形を模していて

とってもキュート


占出山(うらでやま)

占出山(うらでやま)


占出山にお祀りされている
仲哀天皇(ちゅうあいてんのう:第14代天皇)
の皇后、神功皇后(じんぐうこうごう)は
三韓との戦いの前に
備前国松浦の川で吉凶を占う
釣占を行ったといわれ
その時、見事に鮎を釣り上げ
戦勝を前祝いしたんですね~


占出山はこの故事にちなんだ

山という事になります


ちなみに『鮎』という漢字も

『魚編』『占』と書いて

神功皇后にちなんだものなんですね


そば餅(そばもち)


そば餅(そばもち)


こちらは本家尾張屋

(ほんけおわりや)のそば餅です


そば餅というネーミングだからって
お餅が入っていると思ったら大間違い!
なんと!そば餅には
お餅が一切、入っていないんですね~♪


でも、どうしてお餅が

入っていないのかって??


本家尾張屋(ほんけおわりや)

本家尾張屋(ほんけおわりや)


それは、かつて丸いものは、ぜーんぶ

『餅!』と呼んでいたからなんですよ♪


その名残がそば餅には

残っているというワケなんです!


そんなそば餅を口に入れれば
口の中にお蕎麦の風味がパッと広がって
たっぷり入った餡の甘さがドーンと
とにかく美味しいんですよ!


という事で今回は

京のお菓子を、4つご紹介させて頂きました

場所はコチラ↓



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