メモ2015-09-16
テーマ:その他
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京都の伝説 その4

今回は、京都に古くからある伝説を

いくつかご紹介したいと思います


京都は、『魔界』と
表現する人がいるくらい
数々の伝説が各地に伝わっている
場所でもあるんですね


そしてそういった伝説は、うわさ話程度で終わらずに

能や狂言に取り入れられたりするものもあるんですよ


あなたの知らない京都が

まだまだあると思いますよ~


それでは早速、ご紹介していきましょう


合槌稲荷神社の小狐丸(あいづちいなりじんじゃのこぎつねまる)


合槌稲荷神社


場所:京都市東山区粟田口中之町


合槌稲荷神社のある場所は

鎌倉時代まで『刀匠(とうしょう)』と呼ばれる

刀を作る人達がたくさん住んでいた所で

平安時代には伝説の刀鍛冶といわれる

三条小鍛治宗近(さんじょうこかじむねちか)が

住んでいました


ある日、一条天皇(いちじょうてんのう:第66代天皇)から

宗近に勅命(ちょくめい)が下り

都を守る為の刀を作る事になります


宗近は、良い刀を作る為には
良いパートナー(合槌(あいづち))が
必要と考え、近くの稲荷神社で
祈願したんですね


ちなみに相槌を打つという慣用句は

弟子が師匠を見て槌(ハンマー)を打つ

刀を作る様子が語源の言葉です


そんなある日、宗近の前に

1人の小さな少年が現れました


少年は、刀にとても詳しい知識を兼ね備え

宗近も、これならといける!と

その子供をパートナーにして

2人で刀を作る事にしたんですね


トン、テン、カン…

トン、テン、カン…


刀は無事に完成し

その刀の名をどうするかを考えていたところ

パートナーの少年が

「小狐丸でどうでしょう?」

というのでその名を付けました。


その後、少年が一条天皇の使いに刀を手渡すと

次の瞬間!なんと天高く雲の上へと

消えていったというんですね


これにはあっけに取られる
宗近だったんですけれど
その少年が実は
稲荷神社の狐が化けたものだと
わかったそうです


小狐丸はその後

宮家の1つ『九条家』の家宝と

なっていたそうですけど

現在は行方は不明となっています


ちなみに祇園祭の山鉾である

長刀鉾(なぎなたほこ)の大長刀は

宗近の作なんですよ


光清寺の浮かれ猫絵馬(こうせいじのうかれねこえま)


牡丹と猫と蝶の絵馬


場所:京都市上京区出水通六軒町西入七番町339


光清寺には、出水通(でみずどおり)の

七不思議の1つに数えられる

通称『浮かれ猫絵馬』という

ちょっと変わった名前の絵馬があります


絵馬に描かれている猫は
江戸時代に近所の遊里(ゆうり・遊郭)の
弦歌の音につられて絵馬から浮かれ出し
女性の姿になって踊り始めたと
いわれているんですね~


当然それを見た人達が大騒ぎをしたみたいで

時の住職が不快に思い、法力によって猫の絵馬を

金網で囲ってしまったそうです


けれどその夜…


衣冠束帯(いかんそくたい・公卿の正装)に

威儀(いぎ・礼儀)を正した武士が

住職の夢枕に現れ

「私は絵馬の猫の化身だが
あなたに封じ込められ
不自由に耐えられない!
今後は騒がすような事はしないので
許してもらえないか」

と懇願したというんですね


そこで、住職は哀れに思い

封を解いてあげたといわれています


その『浮かれ猫絵馬』のレプリカが

現在、弁天堂にかけられているんですよ


水火天満宮の登天石(すいかてんまんぐうのとうてんいし)


水火天満宮の登天石


場所:京都市上京区堀川通上御霊前上ル扇町722-10


水火天満宮には、登天石という

ある人物の霊が出現したと

伝わる石があります


そのある人物というのは
学問の神様として崇められている
菅原道真(すがわらのみちざね)なんですね♪


道真は、宇多天皇

(うだてんのう:第59代天皇)に重用され

飛ぶ鳥を落とす勢いで

どんどん出世する事になったんですけれど

時の左大臣、藤原時平(ふじわらのときひら)と

対立しデマを流され

結果、九州の大宰府に左遷されて

失意の内に亡くなってしまいます

※一連の出来事を『昌泰の変(しょうたいのへん)』と言います。


けれどその後、京の町では
内裏の『清涼殿(せいりょうでん)』に
大きな雷が落ちたり、天変地異が
相次ぐようになるんですね~


そしてその頃から

「これは道真の祟りだ!」

という噂が広まったそうです


そこで醍醐天皇(だいごてんのう:第60代天皇)は

延暦寺(えんりゃくじ)のお坊さんに

祈祷を依頼し、宮中へ呼びつけます。


けれど宮中へ向かうお坊さんを
邪魔するかのように
賀茂川の水がどんどん増して
町へと流れ込んだんですね


これを見たお坊さんが

その場で祈祷をすると・・・

あら不思議

どんどん水位は下がり始めていったのです


そして2つに分かれた水流の間から
1つの石が現れ、その石の上に
なんと道真の霊が出現し
やがて霊だけが雲の中へと
消えていったというんですね~!


その後、道真と一緒に現れた石を供養して

『登天石』と名付けたというワケです


■薬師院のこぬか薬師(やくしいんのこぬかやくし)


薬師院


場所:京都市中京区釜座通二条上ル大黒町694


薬師院の本堂に安置されている

ご本尊の薬師如来像は

通称『こぬか薬師』と呼ばれています


1230年(寛喜2年)に

京都で疫病が大流行した際

薬師院の住職の夢に薬師如来が現れ


「住職よ・・・病気の人達へ伝えなさい。
私の前に来れば、病気を取り除きましょう
さぁ、来ぬか、来ぬか。」


と言ったというんですね~


これを聞いた住職は
世間にこの事を広め
お寺に集まった人達を前に
祈願すると・・・
見事に病気が治ったいわれています


このこぬか薬師の言った

「来ぬか(こぬか)、来ぬか(こぬか)」

という言葉からご本尊の事を

こぬか薬師と言うようになったんですね

※諸説あります。


という事で、今回は

京都に古くからある伝説を

ご紹介させていただきました!



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