メモ2015-08-29
テーマ:お寺

十禅寺

今回ご紹介するのは

京都市山科区にある


十禅寺(じゅうぜんじ)


十禅寺(じゅうぜんじ)です!


十禅寺の近くには

諸羽神社(もろはじんじゃ)や

徳林庵(とくりんあん)があります


十禅寺は、かつて『四宮河原観音堂

(しのみやがわらかんのんどう)』とも呼ばれた

楊柳山(ようりゅうざん)と号する

本山修験宗(ほんざんしゅげんしゅう)のお寺で

聖護院門跡(しょうごいんもんぜき)の末寺です


こま札


平安時代の859年(貞観元年)に
仁明天皇(にんみょうてんのう:第54代天皇)
の第四皇子である人康親王
(さねやすしんのう)が病気によって失明し
出家した山荘(山科宮)を
親王が崩御された後、寺にして
聖徳太子(しょうとくたいし)の作と伝わる
聖観音像(しょうかんのんぞう)を本尊とし
親王を開山に創建したと
いわれているんですね~


ちなみに創建当初は

天台宗のお寺だったみたいですよ


その後、度重なる戦火で

荒廃してしまうんですけれど

江戸時代前期に江玉真慶

(こうぎょくしんぎょう)が再興をし

真慶に帰依した明正天皇

(めいしょうてんのう:第109代天皇)が

1655年(明暦元年)に夢の中のお告げによって

伽藍を寄進したそうです


また、天皇が崩御された後

遺言によって天皇と

父母の位牌が安置され

菩提寺勅願所として36石の禄と

数々の宝物が下賜されたんだそうですよ


それでは早速、中に入っていきましょう


十禅寺へと続く通りである

十禅寺道(じゅうぜんじみち)と

旧三条通りの東海道が交わる所に

十禅寺の石碑が建てられていました


石碑

石碑


石碑の右側には徳林庵があります


そして十禅寺通りをまっすぐいくと

十禅寺があるんですね♪


ちなみに十禅寺のある辺りを
『四ノ宮泉水町(しのみやせんすいちょう)』
と、いうんですけれど
一説によると『四ノ宮』とは
人康親王が第四皇子、つまり四ノ宮に
ちなんでいて『泉水町』とは
親王が足を摺り、水が湧き出たという
故事にちなんでいるそうです

※諸説あって、諸羽神社が山科十八郷の4番目の社であった説もあります。


境内の中に入って左手には

『大峰山三十三度記念碑』と刻まれた

石碑がありました


『大峰山三十三度記念碑』と刻まれた石碑

『大峰山三十三度記念碑』と刻まれた石碑


そしてこちらが本堂になります。


本堂

本堂


本堂の中には
ご本尊である聖徳太子作の
聖観音像や人康親王坐像
(さねやすしんのうざぞう)
また、日本最古といわれる
四弦四柱の平家琵琶(へいけびわ)が
安置されているそうです


本堂に掛けれていた額

本堂に掛けれていた額


ちなみに人康親王は、琵琶の名手といわれ

多くの盲人に琵琶を教えていたそうですよ


十禅寺の境内の東北には

人康親王御墓があるそうです

※十禅寺関係者の墓ともいわれています。


という事で今回は

十禅寺をご紹介しました~


十禅寺の場所はコチラ↓



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