メモ2015-08-03
テーマ:神社

水無月神社

今回ご紹介するのは

京都府舞鶴市の東吉原(ひがしよしはら)にある


水無月神社(みなづきじんじゃ)


水無月神社(みなづきじんじゃ)です!


水無月神社は

漁師町として栄えた吉原地区に

1743年(寛保3年)、漁民達の手によって

創建された神社です


石碑


この吉原の漁民達は、もともと
田辺城下にあった竹屋町の川尻という所に
住んでいたそうなんですけれど
1728年(享保12年)に起こった
田辺大火事によって、田辺藩の命令で
この場所に移住させられたそうです


説明書き


けれどこの場所は

葦(よし)の生い茂る低湿地であった為に

度々疫病が流行ったんですね

※諸説ありますけれど、葦が生い茂っていた場所という事でヨシハラと呼ばれたといわれています。


これに困った漁民達なんですけれど
川下に月夜見命(つきよみのみこと)を
お祀りして、名越しの祓い(夏越の祓い)を
すれば良いという事から
この神社を創建したんだそうですよ


ちなみに水無月神社の

水無月とは、旧暦の6月の別名で

夏越の祓い(なごしのはらい)を

行う月でもあります


夏越の祓いとは、1年の半分にあたる日に

半年分の体についた罪や穢(けが)れを祓(はら)い

残り半年の無病息災を願うという

伝統的な神事の事なんですね


そんな水無月神社は
『なるかならぬか水無月さまよ
かけた願いが今日とける』
と、舞鶴小唄にも歌われているそうです。


それでは、中に入っていきましょう


運河

運河


まず、水無月神社の隣は運河があって

両サイドには、船の泊まっている

船溜りとなっているんですね


その船溜りの隣に

お社が建てられているんですよ


鳥居

鳥居


大きな鳥居を抜けると

目の前には拝殿があります


拝殿

拝殿


そしてその拝殿の中に本殿があります。


本殿

本殿


こちらの本殿には冒頭で触れました
月夜見命がお祀りされているんですね


月夜見命は、月の神様とされ

月読命や月弓尊とも表記されます


月を読むという事から
暦を読むことを意味し
この事から農耕や漁業の神様とも
されているんですね


こちらは本殿の左手にある

牛頭天王(ごずてんのう)をお祀りする


牛頭天王社

牛頭天王社


牛頭天王社です


1798年(寛政10年)にお祀りされたそうで

疫病や災難除けの神様です。


ちなみに牛頭天王とは
インドの神様で
お釈迦様が説法を行った場所である
祇園精舎(ぎおんしょうじゃ)の
守護神の事です


日本では素戔嗚尊(すさのをのみこと)と

同一視されている神様ですよ


そんな水無月神社では

毎年7月中旬には夜祭が行われ

多くの人で賑わうそうです


という事で今回は

舞鶴の水無月神社をご紹介しました!


水無月神社の場所はコチラ↓



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