メモ2015-07-15
テーマ:祭り・イベント
関連:千本ゑんま堂(引接寺) / 千本ゑんま堂大念佛狂言(千本ゑんま堂) / 盂蘭盆奉納(千本ゑんま堂) / 

風祭り(千本ゑんま堂)

今回ご紹介するのは

京都市上京区の西陣(にしじん)にある

千本ゑんま堂(せんぼんえんまどう)で行われた


風祭り(かぜまつり)


風祭り(かぜまつり)です!


風祭り

7月1日から15日まで行われ

本堂に安置されているご本尊

閻魔法王像(えんまほうおうぞう)のライトアップや

古式ゆかしい七夕祈願である梶の葉祈願(かじのはきがん)

そして、お香の香りを楽しむ聞香(ききこう、もんこう)等が

体験出来るんですね~


風まつりと書かれた行灯

風まつりと書かれた行灯


また、色んな場所に風鈴が飾られ

夜風とともに涼しい音色が感じられます


風鈴

風鈴


それでは早速、レポートしていきましょう


まず、風祭りに参加するには

事前に受付を済ませておく必要があります。

※受付は午後18時30分から行われています。


受付で梶(かじ)の葉をもらい

こちらに願い事を書くんですよ


梶(かじ)の葉

梶(かじ)の葉


えっ!葉っぱに直接書くの!?


と思うかも知れないんですけれど


平安の昔、七夕の際に
梶の葉に墨で恋歌を書き
水をはった小さなたらいにそれを浮かべ
そこに月を映すと、その恋は成就すると
いわれていたんですね~


これは現在の

笹竹に短冊を吊るす七夕飾りが

当たり前になる以前の祈願方法なんだそうです


昔は今と違って、紙が貴重な物で

簡単には手に入るものではありませんでした。

そこで紙の代わりに

梶の葉が使われていたというワケなんです


ちなみに冷泉家(れいぜいけ)の
旧暦7月7日の七夕の祭事である
乞巧奠(きっこうてん)でも
古式にならって梶の葉が
使われているみたいですよ


梶の葉に願い事を書いた後

本堂の中に入り、風祭りが始まるのを待ちます。


本堂内

本堂内


そして午後19時になると

いよいよ風祭りが始まるんですね♪


ちなみにどうして19時から始まるのかと言いますと・・・


それは千本ゑんま堂を開創した
小野篁(おののたかむら)に由来しています。


小野篁は、平安時代前期の公卿(くぎょう)で

文武に優れ、遣唐副使にも選ばれるエリートだったんですよ


小野篁像

風を受けて、袖がなびいている珍しい小野篁立像


百人一首にも彼の和歌が残されているので

その名前を知っている方も多いのではないでしょうか


そんな篁なんですけれど
今昔物語集(こんじゃくものがたりしゅう)
によれば、篁はなんと
閻魔法王の裁判補佐を
していたらしいんですね


閻魔法王と言えば、あの世で裁きをしている

嘘をついたら舌を抜くというあの閻魔様です


篁は、閻魔法王から『精霊迎えの法』を授かり
塔婆供養と迎え鐘によって
先祖を現世に迎える精霊迎えの法を行う
根本道場として千本ゑんま堂
創建したそうですよ

千本ゑんま堂の正式名称は、引接寺(いんじょうじ)です。


篁は風に乗って、あの世とこの世を行き来し

昼は宮中で、夜は閻魔宮に仕えていたと

いわれているんですね


そんな彼が昼間の仕事を終えて
夜、閻魔宮にお仕えになる時間が
19時だったみたいです!


ですから、千本ゑんま堂では

篁にちなんで風祭り

19時から始められるんだそうですよ♪


19時になると

お坊さんが来られて法要が始まります


青いライトアップ

青いライトアップ


法要開始直後の閻魔法王には

青いライトが当たって幻想的な雰囲気となっていました


法要が始まり、しばらくすると
閻魔法王の青かったライトが一変して
真っ赤なライトに変わります!


赤いライトアップ

赤いライトアップ


普段でも怖い顔をしている閻魔法王が

より一層怖い顔に見えますよね・・・


そして先程、受付で願い事を書いた

梶の葉を手に持ち

参拝者が順番に閻魔法王にご焼香をあげます。


閻魔法王にご焼香をあげる様子

閻魔法王にご焼香をあげる様子


この時、願い事の書いた梶の葉を

ご焼香の煙にかざして煙を当てるんですよ


その後、本堂での法要が終わり説法を聞いて
本堂前に設けられた糸に梶の葉を吊るします!


本堂前に吊るされた梶の葉

本堂前に吊るされた梶の葉


ちなみに梶の葉に願い事を書いたんですけれど

一晩経つとこの梶の葉が乾燥して

字は誰にも読めなくなるそうです


じゃぁ願い事はどうなるの~?と思いますよね。


そこは心配しなくても大丈夫なんです♪
人には読めなくても閻魔様には
ちゃーんと願い事が届いているんですね!


閻魔様と自分だけにわかる願い事なんです


梶の葉祈願をした後は

境内の茶室・ふりん堂に移動をし


ふりん堂

ふりん堂


そこで甘茶の接待を受け

その後、聞香を体験する事が出来ます!


甘茶

甘茶


お香が初めての方でも

優しくわかりやすく教えて頂く事ができ

また、難しい作法を気にしなくてもよかったので

楽しみながら体験する事が出来ましたよ


香道具

香道具


風の涼しさや風鈴の音色

そしてお香の香り・・・

夏の夜を風流に楽しむ事が出来ました♪


ライトアップされた千本ゑんま堂と梶の葉

ライトアップされた千本ゑんま堂と梶の葉


そんな風祭りの行われた

千本ゑんま堂の場所はコチラ↓


1 ■興味深々

本当に京都ではいつも何かしら行事?があるのですね。
えんま堂、少し怖いような、幻想的なような、ロマンティックなような・・・。
色々な楽しみ方がありますね。
いつも色々教えてくださって有難うございます。京都へ行きたくてムズムズしていますが7月8月の京都は体力的に少々辛く(年齢的に?かな?)祇園祭りがかなりつらかったです・・・(笑)

ゆずちゃんさん 2015-07-16 14:53:24

2 ■Re:興味深々

>ゆずちゃんさん
そうなんですよ~、年中どこかで色々なイベントが行われていますよね。
閻魔様のライトアップの演出が面白いですよね。

盆地特有の気候がツライとはいえ
祇園祭は特につらいと思います(汗

秋になると気温はもちろんですけれど
紅葉の名所が多いので観光にオススメですよ~★

京子 2015-07-17 14:50:42


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