メモ2015-06-07
テーマ:祭り・イベント

祇園放生会 2015(祇園白川巽橋)

今回ご紹介するのは

京都市東山区の巽橋(たつみばし)で行われた


祇園放生会(ぎおんほうじょうえ)


祇園放生会(ぎおんほうじょうえ)です!


祇園放生会は

毎年6月の第1日曜日に行われる放生会の事で

その名の通り祇園界隈で行われるんですよ


放生会とは
様々な生き物に感謝し
捕らえた魚や鳥等の生き物を野に放って
殺生を戒めるといった儀式の事なんです


案内書


実はこれ、釈迦(しゃか)の故事に
基づいていたものなんですね


釈迦の前世は何人もいるんですけれど

流水長者(るすいちょうじゃ)という人が

ある時、池の水が枯れてしまって

死にそうな魚達を見つけるんですね。


魚を可哀想に思った流水長者は

水を運んで説法をすると

放生し助けたといわれています


話はそれだけでは終わらず

後に魚達が流水長者に感謝し

流水長者を助けたという故事が

伝わっているんですね


また、中国で成立したと推定される
仏教経典の1つ『梵網経(ぼんもうきょう)』
には、生き物は、前世の父母かもしれないので
殺生を禁じて、放生をしなさいという
教えがあるようですよ


放生会と書かれた桶

放生会と書かれた桶


そもそも、どうして殺生が禁じられているのかと言えば

古来インドでは殺生を行うと

自分自身に何か良くない事が返ってくると

考えられるようになり

修行僧は自ら殺生をしないよう

戒めるようになったといわれているんですね。


よく悪い事をしたら

バチがあたる!と言うと思うんですけれど

まさに、この事ですよね


ちなみに中国天台宗の開祖である
智顗(ちぎ)が漁民が捨てていた
雑魚を見て憐れみ
雑魚を買い取って放生池に放したという
話も残されています


そして日本で一番最初に放生が行われたのは

天武天皇(てんむてんのう:第40代天皇)の時代である

677年といわれ、その時、天皇の詔が発せられたんですね


日本では、もともと

全てのものに神様が宿るという

八百万の考え方があったので

仏教伝来の放生とは

親和性が高かったのかも知れません


少し前置きが長くなってしまったんですけれど

本日行われた祇園放生会は
2015年の今年で31回目を迎え
比叡山(ひえいざん)から
阿闍梨(あじゃり・徳の高い僧)や
舞妓さんが来られるんですよ~


そして放生のメインイベントでは

イベント会場すぐ側の巽橋(たつみばし)から白川に

稚魚2000匹!!が放流されます


どれだけ放すの!!!

と突っ込みをいれた人もいると思うんですけれど

実は一般の人も参加できるので

これだけの数が用意されているんだと思いますよ♪


それでは早速、レポートしていきましょう

※写真は2012年と2015年のものを使っています。


午前11時頃に巽橋付近にやってくると

辺りはかなりの人だかりでした!


巽橋(たつみばし)

巽橋(たつみばし)


理由はもちろん

放生もあるんですけれど

祇園という場所と

阿闍梨そして舞妓さんとくれば

人が集まらないわけがないですよね


しばらくすると、奉納演奏が行われます!
今年は中国楽器と尺八の演奏が行われました!


中国楽器の演奏

中国楽器の演奏


中国楽器の独特の音色は

なんだか雅な気分に浸れますよね♪


尺八の演奏

尺八の演奏


もう「渋い!」の一言に尽きると思います


続いて赤山禅院から来られたお坊さんによる

放生会の説話が約30分程されます。



そして12時30分くらいから
比叡山の阿闍梨による
法要が始まるんですけれど・・・
法要の最中の写真撮影は
禁止されていましたので写真はありません。


法要


その後、いよいよ

稚魚の放流が行われます♪


かなり活きが良かったみたいで

放生が行われるまでの間

用意された水槽から飛び跳ねて落下しているのも

数匹いましたよ


放生


まず最初に阿闍梨と舞妓さんが

巽橋へ移動し稚魚を放ち

その後は、一般の方も放流を行う事が出来ます!


阿闍梨と舞妓さんが稚児を放流


舞妓さんはもちろん阿闍梨と

普段体験する事の出来ない放生を

祇園という特別な空間でいっぺんに楽しめるのは

祇園放生会しかないと思うので

気になった方は来年、参加してみてはいかがでしょうか


稚魚


というワケで、今回は祇園放生会を取り上げてみました♪

祇園放生会が行われた白川の巽橋はコチラ↓