メモ2014-10-20
テーマ:お寺

西園寺

今回ご紹介するのは

京都市上京区の寺町通り沿いにある

西園寺

西園寺(さいおんじ)です!


こちらの西園寺は

浄土宗のお寺で山号を宝樹山(ほうじゅさん)

院号を竹林院(ちくりんいん)といいます。


こま札

公家である藤原公経(ふじわらのきんつね)が

1224年に現在の金閣寺あたりに山荘を営み

のち『西園寺』とした事が始まりと言われているんですよ


その後、室町幕府第3代将軍

足利義満(あしかがよしみつ)の

金閣寺造営に伴って

室町頭(上京区)に移ったそうです


ちなみに創建当時は

真言宗のお寺だったそうなんですけれど

浄土宗 西園寺

1554年に浄土宗に改められました。


また、現在地には

豊臣秀吉(とよとみひでよし)の時代に行われた

都市計画によって移転したんですよ~


では早速、中に入っていきたいと思います。


山門をくぐって左手には

地蔵堂

地蔵堂がありました。


こちらの地蔵堂には

『槌留地蔵(つちとめじぞう・土止地蔵とも)』と呼ばれる

槌留地蔵

お地蔵さんが安置されています。


このお地蔵さんは

恵心僧都(えしんそうず)源信(げんしん)の教えである

「清流を土留めて(槌止めて)」という願いを込め

槌留地蔵と名付けられたようです


槌留地蔵延命地蔵大菩薩と書かれている提灯

地蔵堂に掛けられていた提灯です。『槌留地蔵延命地蔵大菩薩』と書かれています。


「地獄に落ちるような悪事は打ち止めにして

極楽浄土に生まれるような

良い事に励もう」

という意味なんだそうですよ


ちなみに西園寺の槌留地蔵は

江戸時代中頃

洛陽48願所地蔵巡りの第20番に

数えられていたと言われています。

※洛陽48願所地蔵巡りとは、六地蔵以外で48ヶ寺の地蔵を順番に回って拝むというものです。


洛陽48願所地蔵尊は以下の通りです。

第1番 壬生寺(みぶでら)・縄目地蔵

第2番 光林寺(こうりんじ)・水那上地蔵

第3番 更雀寺(きょうしゃくじ)・雀森地蔵(桶取地蔵)

第4番 悟真寺(ごしんじ)・養老地蔵

第5番 休務寺(きゅうむじ)・萬人講地蔵

第6番 成圓寺(じょうえんじ)・延命地蔵

第7番 昌福寺(しょうふくじ)・幸福地蔵

第8番 勝厳寺(しょうがんいん)・見返地蔵

第9番 祐正寺(ゆうしょうじ)・妻取地蔵

第10番 報土寺(ほうどじ)・腹帯地蔵

第11番 超円寺(ちょうえんじ)・跡追地蔵

第12番 地蔵院(じぞういん)・昆陽野地蔵(鍬形地蔵)

第13番 清和院(せいわいん)・玉体等身地蔵

第14番 浄福寺(じょうふくじ)・浄土引接地蔵

第15番 智恵光院(ちえこういん)・六臂地蔵

第16番 石像寺(しゃくぞうじ)・釘抜地蔵

第17番 上品蓮台寺(じょうぼんれんだいじ)・天神同体地蔵

第18番 地蔵院(じぞういん)逆川地蔵(歯形地蔵

第19番 西林寺(さいりんじ)・木槿地蔵

第20番 西園寺(さいおんじ)・土止地蔵(槌留地蔵)

第21番 佛陀寺(ぶっだじ)・王城地祭地蔵

第22番 了蓮寺(りょうれんじ)・水落地蔵

第23番 真如堂南地蔵堂(しんにょどうみなみじぞうどう)・鎌倉地蔵

第24番 尊勝院(そんしょういん)・米野地蔵(米地蔵)

第25番 西方寺(さいほうじ)・衣通姫地蔵

第26番 三福寺(さんぷくじ)・夢見地蔵

第27番 檀王法林寺(だんのうほうりんじ)・袖取地蔵

第28番 矢田寺(やたでら)・那落化現地蔵(代受苦地蔵)

第29番 誓願寺(せいがんじ)・西院川原地蔵

第30番 光明寺(こうみょうじ)・常盤華地蔵

第31番 妙心寺(みょうしんじ)・醒井地蔵

第32番 常楽寺(じょうらくじ)・弟児地蔵

第33番 蛸薬師堂(たこやくしどう)・鯉地蔵

第34番 西光寺(さいこうじ)・腹帯地蔵

第35番 善長寺(ぜんちょうじ)・枕返地蔵(立江地蔵)

第36番 染殿院(そめどのいん)・染殿地蔵

第37番 仲源寺(ちゅうげんじ)・目疾地蔵

第38番 六波羅蜜寺(ろくはらみつじ)・鬘掛地蔵

第39番 法観寺(ほうかんじ)・夢見地蔵

第40番 正法寺(しょうほうじ)・身代地蔵

第41番 清水寺(きよみずでら)・勝軍地蔵

第42番 退耕庵(たいこうあん)・玉章地蔵

第43番 専定寺(せんじょうじ)・獅子地蔵

第44番 福田寺(ふくでんじ)・乳房地蔵

第45番 蓮光寺(れんこうじ)・駒止地蔵

第46番 極楽寺(ごくらくじ)・手引地蔵(安産地蔵)

第47番 新善光寺(しんぜんこうじ)・来迎地蔵

第48番 本覚寺(ほんがくじ)・泥付地蔵


そして地蔵堂の隣には

地蔵堂の隣のお稲荷

お稲荷さんがありました。


本堂です。

本堂

本堂にはご本尊として

阿弥陀如来坐像が安置されています


こちらは開山堂です。

開山堂

開山堂には

西園寺を創建した藤原公経の

木造が安置されているんですね。


ちなみに藤原公経は

藤原北家(ふじわらほっけ)の家なんですけれど

この西園寺にちなんで

公経以降は、お寺の名前をとって

藤原北家ではなく西園寺家と呼ばれるようになりました。


そういった経緯から

藤原公経は西園寺公経(さいおんじきんつね)と呼ばれ

実質的な西園寺家の始祖と

言われているんですね


こちらは境内にある弁天堂です。

弁天堂

公経は西園寺を造営するにあたって

妙音堂を建て弁財天を祀ったと言われています。


弁天堂には、もちろん弁財天がお祀りされていました


そして弁財天が手に持っている物と言えば

琵琶ですよね~


西園寺家は代々

天皇や上皇に琵琶の秘曲を伝授した

宗家なんだそうですよ。

琵琶の相伝は、妙音堂で行われたそうです


また、西園寺家と言えば

歴代総理大臣の1人で

最後の元老でもあった

西園寺公望(さいおんじきんもち)を

思い浮かべる人も多いのではないでしょうか♪


第一次世界大戦が終わり

1919年のパリ講和会議で

主席全権を任された西園寺公望は

人種的差別撤廃提案をしました


本堂には

そんな西園寺公望の筆による

西園寺公望の筆による『寺園西』と書かれた額

額がかけられているんですよ


こちらは梵鐘です。

梵鐘

梵鐘には穴が4つあるのが

わかりますか


4つの穴

これは戦時中に

金属資源が不足した事から

政府により回収された際

軍事工場で検査された時に付いた

跡なんだそうですよ!


しかしその後

終戦となり戻ってきたというわけです。


そんな西園寺家ゆかりのお寺

西園寺の場所はコチラ↓


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