メモ2014-05-22
テーマ:その他

京の三閣

今回ご紹介するのは

京の三閣です!!


京の三閣と聞いて

金閣(鹿苑寺(ろくおんじ))!

銀閣(慈照寺(じしょうじ))!!

は直ぐに思い浮かぶ人が多いと思うんですけれど

残りの1つはどうでしょう~か


答えは・・・

西本願寺にある

飛雲閣(ひうんかく)で

上記3つをあわせて

京の三閣と言うんですね


これは京都の名三楼閣(ろうかく)を合わせた言い方で

洛陽三閣といったりもするそうですよ。


楼閣とは、近代に入るまでの

2階建て以上の高層建築物の事を指す言い方なんです。


もう少し細かく説明しますと

楼は2階建て以上の建物を指し

閣は四方を見渡せる見晴しの良い

高層建物の事を言ったそうですよ


ちなみに京の三閣に

大徳寺塔頭である

芳春院(ほうしゅんいん)の呑湖閣(どんこかく)を

加えたものを京の四閣

さらに東福寺の伝衣閣(でんねかく)を加えたものを

京の五閣と言ったりするんですね~


ちなみに京の六閣以上はありません


それでは早速ご紹介しましょう♪

■金閣

金閣寺

金閣は通称名で

正式名称を舎利殿(しゃりでん)と言います。


舎利殿は三層からなる楼閣で

鏡湖池(きょうこち)に浮かぶように

南向きに建てられています。


水面に移る写真をよく見かけますよね


最下部の初層を

法水院(ほっすいいん)と言って、平安期の寝殿造(しんでんづくり)

真ん中の二層を

潮音洞(ちょうおんどう)と言って、鎌倉期の武家造

最上部の三層を

究竟頂(きゅうきょうちょう)と言って、禅宗様仏堂となっているそうです。


ちなみに屋根は杮葺(こけらぶき)で

その上には銅製の鳳凰が鎮座しています


また一層には宝冠釈迦如来坐像(ほうかんしゃかにょらいざぞう)

その左に法体の足利義満坐像が安置されています。


二層には観音菩薩坐像(岩屋観音)、

周囲に四天王像が安置されています。


三層には仏舎利(ぶっしゃり・釈迦の遺骨や棺)が安置されています。


そして二層と三層の内外には

漆喰の漆(うるし)を塗り、その上に金箔が貼られているんですよ


なぜ見えない部分にあえて漆を塗っているの?

と疑問に思う人もいるかもしれませんけれど


実は漆を塗ることによって

凹凸が無くなり、金箔が綺麗に貼れるというわけなんですね


また、漆を塗ったほうが建物は傷みにくいそうですよ。


世界遺産としても知られる金閣寺は

室町幕府第3代将軍である足利義満(あしかがよしみつ)の

北山殿(きたやまでん)を禅寺に改めたもので

臨済宗の相国寺の山外塔頭寺院でもあります。

※足利義満について詳しくは鹿王院の記事をご覧下さい。


■銀閣

銀閣

銀閣は通称名で

正式名称は観音堂(かんのんどう)と言って

国宝に指定されているんですね~


ちなみに観音堂は錦鏡池(きんきょうち)という池に

東向きに建っています。


二層の楼閣で

下の一層は心空殿(しんくうでん)と言って

武家造となっているそうです。


また上の二層は潮音閣(ちょうおんかく)と言って

観音菩薩坐像(洞中観音)を安置する禅宗様仏堂となっています


屋根は金閣と同様に杮葺で

その上には銅製の鳳凰が鎮座しているんですね。


ちなみに18世紀後半ごろまでは

鳳凰では無く、宝珠が置かれていたそうですよ

外壁には漆が塗られています。


ちなみに銀閣には銀箔が貼られていた・・・

なんて言われたりするのですけれど

2007年の調査により

銀箔を貼った形跡も見あたらないことから

最初から銀閣に銀箔は貼られておらず

初めから銀箔を貼る予定も無かったと言われています。


ではなぜ銀閣という名前で呼ばれているのか?

といいますと・・・


銀閣と呼ばれるようになったのは

江戸時代からみたいで

錦鏡池に太陽の光が反射し

「銀閣寺をキラキラと輝かせた」

という説が最も有力だとされているんですよ


銀箔が貼られていたという事よりも

こちらの説の方がロマンチックですよね。


ちなみに銀閣のある銀閣寺は

室町幕府第8代将軍である

足利義政(あしかがよしまさ)が

作りました。

※銀閣寺や足利義政について詳しくは銀閣寺(慈照寺)の記事をご覧下さい。


■飛雲閣

飛雲閣

飛雲閣は西本願寺の滴翠園内(てきすいえんない)にある

三層からなる楼閣で国宝に指定されています

滄浪池(そうろうち)という池に面して建っているんですね。


一層は招賢殿(しょうけんでん)と八景之間、舟入之間等があり

舟入之間は、なんと池から船で直接建物内に入れるようになっています!!


船で直接出入りする事が出来るなんて

面白い設計ですよね


二層は歌仙之間(かせんのま)と言って、36歌仙を描いた間となっています。

三層は摘星楼(てきせいろう)と言って、草庵風になっています。


こちらの飛雲閣は

豊臣秀吉(とよとみひでよし)の

聚楽第(じゅらくてい)の遺構と言われているんですよ。

※聚楽第について詳しくは、聚楽第の史跡巡りの記事をご覧下さい。


飛雲閣は通常非公開ですけれど

たまに特別公開されたり

毎年5月21日に行われる宗祖降誕会(しゅうそごうたんえ)には

茶席が設けられるそうです


ちなみに西本願寺は浄土真宗本願寺派の本山で

正式名称を本願寺と言います。


親鸞(しんらん)の廟堂として

東山に創建されたものが転々として

豊臣秀吉の寄進により現在地に移ったものなんですね。

西本願寺について詳しくは、西本願寺の記事をご覧下さい。


というわけで、今回は京の三閣をご紹介しました~

京の三閣の詳しい場所はコチラ↓


より大きな地図で 京の三閣 を表示

1 ■見てみたいです〜

どこも内部は見られないのでしょうか?京子さんは見られた事があるのでしょうか?う〜ん、見てみたい!

sawattiさん 2014-05-23 10:03:12

2 ■Re:見てみたいです〜

>sawattiさん
銀閣や飛雲閣は特別公開で内部を見る事が出来るみたいですけれど、
残念ながら私はまだ見れていないんです~(T_T)

京子 2014-05-24 02:01:36