メモ2014-05-06
テーマ:お寺
関連:お火焚祭 2012(宝塔寺) / 

宝塔寺

今回ご紹介するのは

京都春季非公開文化財特別公開で

特別公開されていた

宝塔寺

宝塔寺(ほうとうじ)です!


宝塔寺は京都伏見にある

深草(ふかくさ)と呼ばれる地域にあるんですよ。

近くには伏見稲荷や藤森神社があります


こま札

さてこちらの宝塔寺は日蓮宗のお寺で

藤原基経(ふじわらのもとつね)が創建したお寺である

真言宗の極楽寺が前身と言われています。


藤原基経と言えば、初代関白!であり

伏見にある墨染(すみぞめ)という地名の

由来になっている人物なんですよ

※詳しくは墨染寺(ぼくせんじ)の記事をご覧下さい。


ある時、基経は仁明天皇(にんみょうてんのう・第54代天皇)の

竹田にある芹川への行幸に同行します。

※現在、伏見区にある竹田に芹川という河川はありません。


その際、仁明天皇は愛用していた琴の爪を

失くしてしまうんですね


その爪を探すよう命じられたのが基経で

彼は仁明天皇の爪を探す際に

「もし爪を見つける事が出来ましたなら

必ずその土地に伽藍を建立します」

と誓いを立てたそうです。


基経は、その甲斐あってか

深草の地で爪を探し出すことが出来たんですね


琴の爪の様な小さな物を捜し出すなんて

凄いですよね!


その後、基経は誓いを守るため

晩年、この地に極楽寺の創建を決めたというわけなんです。


極楽寺の伽藍石

総門横にある極楽寺の伽藍石です。


詳しい創建年月日はわかりませんけれど

848~851年(嘉祥年間)だと言われています。


基経が創建した極楽寺は

鎌倉時代の1307年(徳冶2年)に

極楽寺の住持である良桂(りょうけい)と

日蓮宗の日像(にちぞう)が向日町の真言寺で

3日3晩論じ合い、良桂が日像に帰依した事で

日蓮宗のお寺となったようです


つまり数百年続いてきた真言宗極楽寺の大伽藍が 一朝のうちに日蓮宗の道場になったというわけです!


これには、お弟子さんたちも

ビックリ!したと思います。


ちなみに日像と言えば、京都の夏の風物詩である

五山の送り火で点火される『妙法』の

『妙』の字を書いた人物として有名なんですよ

※五山の送り火について詳しくは、大文字 2010大文字 2011の記事をご覧ください。


そして日像が亡くなった後は

日像直筆のお題目寿塔(じゅとう・生前に建てておく塔の形をした木片)が

京の七口に建てられた事にちなんで

宝塔寺と名を改めたそうです。


話が長くなりましたけれど

早速レポートしていきましょう


総門です。

四脚門

こちらの門は、四脚門(しきゃくもん)と呼ばれ 重要文化財に指定されています。


四脚門とは、門柱の前後に控柱(ひかえばしら)を2本ずつ建てた造りで

合計で6本の柱がある、格式の高い門の事なんですね。

※図にしてみました♪


◎=門柱

○=控柱

  ○-◎-○

       ┃

       ┃

  ○-◎-○


四脚門をくぐって、

参道

まっすぐ伸びる参道を歩いていくと

仁王門が見えてきます。


こちらの仁王門の天井には

仁王門

牡丹の花が描かれていました


天井の牡丹の花

その数なんと250枚!


仁王門をくぐったその先には

本堂が見えてきましたよ!


本堂は1608年のもので

日蓮宗の中では京都最古の本堂です。


京都最古の本堂

正面にご本尊である釈迦如来が安置され

左に日像上人像、右に日蓮上人像がありました。

※本堂の中は撮影禁止でしたので写真はありません。


さて、宝塔寺は源氏物語ゆかりの地としても有名で


『藤裏葉の苑』の石

総門横にある『藤裏葉の苑』の石です。


源氏物語第33帖『藤裏葉(ふじのうらば)』の舞台となっているんですよ。

※この場所で大宮の一周忌が行われたんですね。


こちらは本堂の右手にある多宝塔です。

多宝塔

室町時代に建てられた行基葺(ぎょうきぶき)という

珍しい屋根が特徴的なんです。


行基葺の屋根

瓦は丸瓦の片方が細くなっている

末広がりのものを使ったものなんですよ~

※ちなみに行基葺は日本で最も古い瓦葺きなんだそうです。行基について詳しくは、法輪寺・嵯峨の虚空蔵さんの記事をご覧下さい。


こちらは太鼓楼です。

太鼓楼

太鼓楼をくぐって石段を登って行くと

七面宮へと続きます。


石段の途中には

昭宣堂

昭宣堂(しょうせんどう)がありました。


昭宣とは藤原基経の事で

中に基経の供養塚があるんですね~


こちらは千佛堂です。

千佛堂

鬼子母神(きしもしん)が祀られています。

安産祈願や子育祈願にご利益があるんですよ


そしてこちらが七面大明神(しちめんだいみょうじん)を祀る

七面宮

七面宮です!


ここまで登ってくると本堂のある場所との高低差は

100メートルにも及ぶそうです

天気のいい日は大阪城を見ることも出来るそうですよ


こちらは日像上人廟です。

日像上人廟

日像上人廟の前には

経一丸の銅像

経一丸(きょういちまる・日像の幼名)さまと書かれた

銅像がありました。


境内にはこの他

宮本武蔵(みやもとむさし)の弟子である

宮本伊織(みやもといおり)のお墓や

三十番神(さんじゅうばんしん)、千仏堂、妙見堂といった

お堂や祠がたくさんあるんですね


11月には、七面宮で

お火焚祭が行われていますので

機会があれば参加してみてはいかがでしょうか。

※お火焚祭について詳しくは、お火焚祭 2012(宝塔寺)の記事をご覧下さい。


そんな宝塔寺の場所はコチラ↓


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