メモ2014-02-10
テーマ:カフェ・スイーツ

亀屋清永

さて今回はとあるお菓子のご紹介です。

それは、亀屋清永(かめやきよなが)の

『清浄歓喜団(せいじょうかんきだん)』です


清浄歓喜団

特徴的な形ですよね。この形については後ほどご説明させて頂きます。


え?せいじょ…何?

と思っている人も多いかも知れませんね


お菓子にしてはちょっと漢字がいっぱいで

イメージがわかないと思います。


一般的には清浄歓喜団を

『御団(おだん)』とか

『聖天さん(しょうてんさん)』と

呼ぶそうですよ。


箱の中身

箱の中には説明書きもついていました。


実はこの清浄歓喜団は

奈良時代、遣唐使(けんとうし)によって伝えられた

唐菓子(からくだもの)の一種なんですね。

※唐菓子とは、米粉や小麦粉等に甘葛(あまづら・甘味料)等を加えてこね、果物の形を造り、油で揚げた製菓の事です。


遣唐使は、630年~894年の間

日本が唐に派遣した使節の事で

さまざまな情報や技術等を日本に持ち帰ったと言われています。


遣唐使が初めて唐に渡った時から数えると

千数百年前に日本に伝わったお菓子という事になり

これって非常に歴史のあるお菓子ってことじゃないですか~


ちなみに以前放送されたNHK大河ドラマ

『平清盛』の作中でも

清浄歓喜団が登場していたんですよ


仏教とともに伝わり

天台宗や真言宗のお供え物だったようで

当時は、一般の庶民は食べることが出来ず

貴族のみが食べられたという代物だったそうです。


そんなお菓子をこんな気軽に食べられるなんて

この時代に生まれて幸せです


ショーウィンドウに並べられていました。


この清浄歓喜団は

七種類の香を入れて包むのですけれど

その香は仏教で言う『清め』を意味しています。


また、8つの結びは

極楽浄土に咲くという花弁が8枚の蓮の花

『八葉の蓮華(はちようのれんげ)』を表し

形は『金袋』になぞらえているみたいですよ


そして、最後に純正の胡麻油で20分かけて

揚げるんですね。


気になるお菓子のお味は・・・


ごま油で揚げられているので

外がパリパリな食感で

一口噛めば、とても香ばしい香りが

口の中に広がります。


また、中にあんが入っているので

甘さもあり

香ばしさと甘さが

今まで食べた事もないような印象を

与えてくれました!

とってもおいしかったです


ちなみに伝わった当時は

栗、柿、あんず等の木の実を

かんぞう、甘葛等の薬草で味付けされていたそうで

小豆あんを使ったのは江戸中期以降という事みたいですよ。


そしてそんな清浄歓喜団を製造する唯一のお店が

京都の亀屋清永というわけです。


亀屋清永

お店の場所は八坂神社の西楼門を少し南に行った西側にあります。


亀屋清永は、江戸時代中期の京都のガイドブックとも言える

『京羽二重(きょうはぶたえ)』で

お菓子の部の筆頭に掲載されている程のお店なんですよ。


創業は1617年と言われているので

大阪夏の陣が終わった直後くらいですから

それまでの戦国時代の空気から平和な時代へと変わっていく

そんな時代にお店は出来たんですね~


そのお店の代表的なお菓子が

今回ご紹介している『清浄歓喜団』なんです。

※製法は、比叡山の『阿閣梨(あじゃり・徳の高い僧)』から教わったそうですよ。


場所は八坂神社から歩いて1、2分と近いので

近くに来られた際には

お店に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。


清浄歓喜団が買える亀屋清永の場所はコチラ↓


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