メモ2013-09-24
テーマ:京都検定

京都検定過去問 その220

今回は京都検定の過去問を、お届けしたいと思います!


写真と解説付きですので

是非、問題にチャレンジして下さいね


では早速1問目です。

【問題】

妙喜庵(みょうきあん)にあり、千利休(せんのりきゅう)作で唯一現存する国宝の茶室は(  )である。

ア.待庵(たいあん)

イ.如庵(じょあん)

ウ.密庵席(みったんせき)

エ.忘筌席(ぼうせんせき)

答えは↓にスクロールして下さい。

シンキングタイム★

・・・

・・・

・・

では、答えですっ。

【答え】

ア.待庵

妙喜庵は、京都府乙訓郡(おとくにぐん・長岡京市の南)にあるお寺で

ここに千利休の建てた茶室『待庵』があります


注目すべきは、その広さで

・・・なんと、わずか2畳!

この茶室は山崎の戦いの際に、豊臣秀吉の陣中に建てたものを

移築したと言われています

※『山崎の戦い(1582)』とは、『本能寺の変』で織田信長を討った明智光秀と、豊臣秀吉との戦です。


そんな待庵は、日本最古の茶室とされ

国宝にも指定されているんですね。


北野大茶湯

ちなみに、千利休は豊臣家の茶頭(さどう)として仕え

1587年に北野天満宮で開催した、大規模な茶会

『北野大茶湯(きたのおおちゃのゆ)』において

見事に秀吉をサポートし、大成功させたと言われています

※千利休については千利休ゆかりの地巡りの記事をご覧下さい。


では続いて2問目です。


【問題】

江戸初期、野々村仁清(ののむらにんせい)が(   )に窯を開き、色絵陶器(いろえとうき)を完成させた。

ア.粟田口(あわたぐち)

イ.御室(おむろ)

ウ.修学院(しゅうがくいん)

エ.八坂(やさか)

答えは↓にスクロールして下さい。

シンキングタイム★

・・・

・・・

・・

では、答えですっ。

【答え】

イ.御室

野々村仁清は京都出身の焼き物師で

若くから各地で修行を重ね、1647年に御室にて窯を開き

色絵陶器を完成させたと言われています

※色絵陶器とは文様を描いた陶器を再び低温で焼き上げたものです。


それまで京都ではいわゆる『写しもの』といわれる

代々受け継がれたスタイルを継承するだけの

焼き物が主流でしたが

野々村仁清は色彩豊かな『色絵陶器』という

新しいジャンルを確立したと言われています。


ちなみに御室とは、もともと

宇多天皇(うだてんのう・第59代天皇)が

仁和寺に建てた宿坊(しゅくぼう・寝泊り出来る施設)の事を

指す言葉であり、その後、地名として定着したんですね。

※宇多天皇は出家し、仁和寺にて30年余りの間、修行を行なったと言われています。


仁和寺

この事から仁和寺は

別名『御室御所(おむろごしょ)』とも呼ばれたんですよ。

※仁和寺については仁和寺 その1仁和寺 その2の記事をご覧下さい。


では3問目にいってみましょう!


【問題】

5月の満月の夜に(   )で行われる五月満月(ウエサク)祭では、参列者は灯明を持って同寺の本尊 魔王尊(まおうそん)に世界の救済と平和を祈念する。

ア.清水寺

イ.鞍馬寺

ウ.常照寺

エ.赤山禅院

答えは↓にスクロールして下さい。

シンキングタイム★

・・・

・・・

・・

では、答えですっ。

【答え】

鞍馬寺

イ.鞍馬寺

五月満月祭は、東南アジアを中心に

インド、スリランカ、チベット、中国、タイなど

世界各地で行なわれていている仏教の祭典です


その地域や宗派によって日が若干異なるようですが

海外では『ウェーサーカ祭』と呼ばれ

釈迦の降臨や入滅の日がインド歴第2月の第一満月の夜であった

という伝承から満月の夜に行なわれています


では、最後の問題です。

1級からの出題になりますので、選択肢ではありません。


ズバリでお答え下さい!


【問題】

江戸中期に文人画(ぶんじんが)を大成し、与謝蕪村(よさぶそん)と合作で「十便十宜(じゅうべんじゅうぎ)」(国宝)を描いた画家は誰か。

答えは↓にスクロールして下さい。

シンキングタイム★

・・・

・・・

・・

では、答えですっ。

【答え】

池大雅(いけのたいが)

江戸時代の頃より、文人画や俳画が

盛んになり多くの作品が生まれました


答えにもなっている池大雅は京都生まれの文人画で

幼い頃より書を学び、萬福寺で書を披露した際は

その出来栄えに、僧たちから『神童(しんどう)』と絶賛されたそうですよ


その後、屏風画などを学んだと言われています。

問題にもある与謝蕪村と池大雅との合作

『十便十宜(じゅうべんじゅうぎ)』は

清の劇作家である李漁(りぎょ)が

別荘地での生活を綴った詩をまとめたもので

文字と画で構成された作品です



十便十宜とは

『10の便利な事』と『10の良い事(宜い事)』という意味なんですよ。


粟嶋堂

ちなみに、京都駅近くに建つ粟嶋堂(あわしまどう)の歌碑には

与謝蕪村の歌が記されています。


これは彼が、娘の病気平癒を願い参拝した際に残した句だそうです。


「粟嶋へ はだしまいりや 春の雨」

これは、与謝蕪村が参拝している最中に見かけた

百度詣りをしていた女性の姿を詠んだものだそうですよ

※与謝蕪村に関して詳しくは粟嶋堂の記事をご覧下さい。


という事で本日も4問出題させていただきました!

皆さんはいくつ正解されましたか?





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