メモ2013-08-22
テーマ:神社
関連:節分祭 2016(深泥池貴舩神社) / 

深泥池貴舩神社

今回ご紹介する神社は・・・

深泥池貴舩神社

深泥池貴舩神社(みどろがいけきふねじんじゃ)です


こちらの神社は、貴船山にある貴船神社(総本社)より

江戸時代初期に分社し、建てられたと言われています。

ちなみに深泥池とは京都市北区(上賀茂)にある池の名称です。

貴船神社の分社には『船』ではなく『舩』の字が使われています。


境内入口

こちらから境内に入ります。


まず最初に貴船神社(総本社)についてご説明しますと

平安時代より『水の神様』として崇められている神社です。


貴船神社の社殿が建つ貴船山や

その隣にある鞍馬山から流れる水は

京の都を流れる賀茂川の元となっている事から

貴船神社は古来より、水の神様として崇められてきました


ちから石

入ってすぐの所にあった『ちから石』です。


深泥池貴舩神社由来

神社の由来が書かれた石碑です。


この事から、農民はもちろんの事、朝廷にいたるまで

様々な人々より篤い崇敬を受け

多くの人が貴船山まで足を運び参拝していたんですね


ただ、都から遠いという事もあり

江戸時代初期に、農民達の手によって

上賀茂の鞍馬街道(くらまかいどう)沿いに社殿を建て分社を行ったそうです。

※鞍馬街道は、京の七口(都の出入り口)の1つである鞍馬口から伸びる約12キロの街道です。北部に抜ける道で、鞍馬山や花背に繋がります。


分社されたのが10月23日である事から

毎年、この日に深泥池貴舩神社では例祭が執り行われるそうですよ。


さて、この水の神というのは??

具体的に言うと・・

『高おかみ神(たかおかみのかみ)』を指しています!

※『おかみ』は雨の下に口を横並びに3つ、その下に龍と書きます。


鳥居と拝殿

参道のなだらかな石段を登り、右手に折れたその先に拝殿、そして奥に本殿が見えます。


日本神話によると

国生みの神で知られる伊弉諾尊(いざなぎのみこと)が

火の神としてしられる迦遇槌命(かぐつちのみこと)を斬った際に

生まれた神様なんですねっ。

もちろん深泥池貴舩神社にも、この神様が祀られているんですよ

※迦遇槌命は、伊弉諾尊の奥さんである伊邪那美命(いざなみのみこと)が生んだ火の神様で、彼女は迦遇槌命の火によって大火傷を負い、死んでしまいます。


本殿(拝所)

ちなみに、古事記では『闇おかみ神(くらおかみのかみ)』

日本書紀では『高おかみ神(たかおかみのかみ)』という名で記されています。


正月の際に作ったお飾りの一部

こちらは、正月の際に作ったお飾りの一部だそうで、その中から子供達の作ったものを1年を通して展示しているそうです。


深泥池貴舩神社ではこの他にも

同じく水の神様と言われる

弥都波能売神(みずはのめのかみ・川上神)も祀られています。

※弥都波能売神は、伊邪那美命が迦遇槌命を生んだ後、彼女の尿から生まれた神様だそうですよ。


役行者の石碑

こちらは役行者(えんのぎょうじゃ・修験道の開祖)の石碑です。役行者については、祇園祭 役行者山(八坂神社)の記事をご覧下さい。


弁天社

末社である『弁天社』です。祀られているのは弁財天です。彼女は七福神の1人で、琵琶を持った女神として知られています。


この他、深泥池貴舩神社は

『すぐき漬け発祥の地』とも言われています


酸味が特徴的な京都の伝統的な漬物の1つで

かぶ(かぶら)の変種とされる酸茎菜(すぐきな)を原材料としています。


これが出来るきっかけとなったのが・・・

秋葉神社

境内にある『秋葉神社(あきばじんじゃ)』が深く関係しているんですね

この秋葉神社は

平安時代より、この地に祀られているそうです。

村の鎮守社とされていましたが

明治期の廃仏毀釈(はいぶつきしゃく・仏具や仏教施設などの破壊)によって

秋葉神社の社殿も、一部破損してしまいました


これを修復せず放置していると

なんと・・・

村が大火事になってしまったんですね。

※この事から分かるように、かつては神仏習合の社であったと思われます。廃仏毀釈について、詳しくは泉涌寺 その1の記事をご覧下さい。


『すぐき』に関する伝承が書かれた石碑

『すぐき』に関する伝承が書かれた石碑。


秋葉神社は火の神様を祀っていたそうで

社殿を修復しなかった為、罰が当たったと言われています。

しかーし!!

その火事によって生まれたのが

・・・すぐき漬けだったのです。


村は焼けてしまい、村の人達は食べ物にも困る有様でしたが

焼け跡から漬物桶を見つけたそうです。

桶に入った漬物は火が通った状態だったそうで

これを食べた村長が一言

「これは、酸(す)い茎やなぁ・・・」と言ったそうで

村の人達には思い出深い味になったようです

ここから、すいくき→すぐきという風に訛り

この味を再現した『すぐき漬け』が完成したと言われています

※味を再現しているものであり、すぐき漬けは火を通した漬物ではありません。


こうした故事から

1992年に秋葉神社の社殿が再建された際は

『すぐきの神様』として崇められるようになったそうですよ。


そんな深泥池貴舩神社の場所はコチラ↓


大きな地図で見る



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