メモ2013-08-13
テーマ:神社

道祖神社

今回ご紹介するのは

旅の安全や、縁結びのご利益があるとされる神社・・・

道祖神社

道祖神社(どうそじんじゃ)です


創建された由来からご説明しますと

899年に宇多天皇(うだてんのう・第59代天皇)が

晩年過ごしたと言われる亭子院(ていじのいん)の鎮守社として

祀られた事を起源とします

※亭子院は、現在の七条西洞院(ななじょうにしのとういん)付近にあったとされる離宮です。

その後、豊臣秀吉による都市改造の政策により

道祖神社は現在地に移されたと言われています。

※七条西洞院から2.5キロほど東に位置します。豊臣秀吉による都市改造政策について詳しくは五條天神宮の記事をご覧下さい。


石像

鳥居前には平安装束に身を包んだ男女が手を取り合っている石像がありました。縁結びにご利益がある神社だと、ひと目でわかりますね~。


そして、冒頭でも言ったように

道祖神社は『旅の安全』や『縁結び』に

ご利益があるとされています


これは祭神に由来するものですが

一体どんな神様が祀られているのかと言いますと・・・

猿田彦大神(さるたひこのおおかみ)

天鈿女命(あめのうずめのみこと)

という神様です。


縁結びに関するご利益の由来をご説明すると

なんと、この二柱は・・・

ご夫婦なんですね~

夫婦で祭られるなんて、幸せっ

こうした事から縁結びのご利益があるとされています。


拝殿

こちらが拝殿になります。この奥に本殿があるんですよっ。


では次に『旅の安全にご利益がある』というのは

どういう意味なのか?と言いますと

猿田彦大神が、その由来となっています。

この神様は日本神話の中で

道案内をした神様として描かれているからなんですね。

※こうした事から猿田彦大神は『道祖神(どうそしん)』と呼ばれています。道祖神社という名前もここから付けられています。


では・・一体誰を道案内したのか?と言うと

『邇邇芸命(ににぎのみこと)』という神様です。


古事記によれば、高天原(天上界)から

葦原中津国(あしはらのなかつくに・日本の国土の事)に

邇邇芸命が降り立ち(天孫降臨・てんそんこうりん)

大国主命(おおくにぬしのみこと・国譲りの神)に代わって

葦原中津国を平定したと記述されているんですね

※邇邇芸命は、天照大神(あまてらすおおみかみ・天皇家の祖先神)の孫と言われている神様なんですよっ。


つまり、この天孫降臨がなければ

初代天皇の神武天皇(じんむてんのう)も日本の地を踏む事が無かった

かもしれないんですから、これがいかに大事な事だったのか

分かっていただけますでしょうか?


こうして、邇邇芸命を無事に道案内した故事から

猿田彦大神は『道の神様』として崇められ

旅の安全はもちろんの事、集落に繋がる道などにも祀られるようになりました


絵馬

猿田彦大神の姿は『鼻長七咫、背長七尺』という記述がある事から、天狗の原形とも言われています。


ちなみに、猿田彦大神の奥さんである天鈿女命は

『芸能上達』のご利益がある神様とされています。

彼女は天上界にて、天岩戸(あまのいわと・洞窟)に隠れてしまった

天照大神に向けて、賑やかな舞を踊ったとされ

これにより、天照大神を再び外の世界に連れ出す事に成功した事から

『芸能の神様』として崇められるようになったんですよ

※天鈿女命に関して詳しくは、竹中稲荷社日向大神宮の記事をご覧下さい。


参道脇にはいくつかの末社がありますので

そちらもご紹介しておきます

末社

手前から『幸神社』『稲荷社』『書聖天満宮(しょせいてんまんぐう)』です。


幸神社

京都市上京区にも同名の神社がありますが

こちらの祠にも猿田彦大神が祀られているそうです


・稲荷社

祀られているのは倉稻魂神(うかのみたまのかみ・宇迦之御魂大神)と呼ばれる

穀物の神様です。

稲荷社と言えば、伏見稲荷大社が有名ですよねっ。


・書聖天満宮

天満宮は菅原道真を祀る社ですよね。


洛陽二十五社 書聖天満宮

洛陽二十五社の1つに書聖天満宮が数えられていたようですが、現在は外れています。


書聖(書の名人)というのは道真の事を指すそうで

学問の神様としても知られていますから

字も、さぞかし達筆だったんでしょうね

※菅原道真や天満宮について詳しくは京の天満宮巡りの記事をご覧下さい。


という事で本日は道祖神社をご紹介させていただきました。

場所はコチラ↓


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