メモ2013-07-15
テーマ:その他

祇園祭の雑学

今回お届けするのは、祇園祭の雑学です!

当サイトでも度々取り上げたものばかりですが

いまさら聞けないっ!そんな祇園祭に関する雑学を

ご紹介したいと思います


意外と知らなかったこんな事、あんな事を

いくつかまとめてみましたっ

では早速ご覧下さい。


雑学【その1】

お千度の儀

『えっ、祇園祭って数日間だけやってるもんじゃないの!?』

実は、祇園祭は1ヶ月間かけて行なわれている

お祭なんですよ。

多くの方が、山鉾の巡行や宵山だけが

祇園祭だと思っているかもしれませんが

実は7月1日に、八坂神社で行なわれる『お千度の儀』から

祇園祭は始まるんですね~。


『お千度の儀』とは、長刀鉾(なぎなたほこ)の稚児(ちご)が

八坂神社に社参し、祭の安全を祈願するもので

この日よりほぼ毎日、八坂神社や各山鉾にて

様々なイベントが行なわれますっ。

※祇園祭の予定は祇園祭の日程一覧にてチェックして見てください。


雑学【その2】

八坂神社の神紋

『祇園祭の期間中・・食べてはいけない野菜がある!?』

これは八坂神社の神紋ですけど

何かに似てると思いませんか?

そうです

・・・きゅうりの切り口にそっくりですよねっ。

八坂神社近くの、ごく一部の地域では

八坂神社の神紋ときゅうりの切り口が似ている事から

祇園祭を行なっている最中は

きゅうりを口にしない風習があると言われています。


ちなみに、輪切りじゃなくって

縦に切れば食べてOKです!とも聞いた事があります。


雑学【その3】

『祇園祭は別名○○祭と呼ばれている!』

答えは『鱧祭(はもまつり)』ですっ。

この鱧っていうのは

京都の夏の風物詩と言われる川魚で

この鱧が食べられる時期と、祇園祭の期間が重なる事から

祇園祭の事を『鱧祭』と言ったりするそうですよ~

※鱧について詳しくは京都 検定過去問 その175の記事をご覧下さい。


雑学【その4】

稚児

『長刀鉾は、巡行の際、小さな子供を乗せて移動している!』

これは稚児と言って、祇園祭では重要な役割を

担っている子供なんですね。


かつて、こうした稚児は、それぞれの鉾に乗っていたんですが

人手不足という事もあり

函谷鉾(かんこほこ)が1839年より生稚児(いきちご・人間の稚児)から

稚児人形(ちごにんぎょう・稚児の人形)に変わると

これに続くように、月鉾(つきほこ)、鶏鉾(にわとりほこ)

放下鉾(ほうかほこ)、菊水鉾(きくすいほこ)も同様に変更されました

ですので、現在も古来より続くスタイルを守っているのは

長刀鉾だけなんですよ~。


雑学【その5】

長刀鉾

『長刀鉾の先には、やっぱり長刀が付いていた!』

どうして長刀鉾って言われるのかと言うと

鉾のてっぺんに長刀が付いているからなんですよね。

これは平安時代後期の刀工である

三条小鍛冶宗近(さんじょうこかじむねちか)の作と言われています。

※三条小鍛冶宗近作の長刀は保存され、現在は竹製のものが代わりに付いているそうです。


ちなみに、この刃先は

京都御所八坂神社の方に刃が向かないよう

南向きに設置されているんですよ~

※長刀鉾に関しては祇園祭 長刀鉾(八坂神社)をご覧下さい。


雑学【その6】

『実は、建てられていない山鉾がある!』

かつては存在していたけど

現在は建てる事の出来ない山鉾が

なんと・・・3基もあるんですね!

それが『布袋山(ほていやま)』と『鷹山(たかやま)』

そして『大船鉾(おおふねほこ)』です。

これは兵火や災害などで鉾を失った事が原因で

建てたいけど、鉾が無いんだそうです(泣)


しかしっ!ご存知の方もいるかもしれませんが

2014年からは大船鉾は

立派な鉾を新調して、巡行に復活するそうですよっ

※現在は唐櫃(からひつ)での巡行をしています。


雑学【その7】

長刀鉾

『えっ!山鉾って私でも引く事が出来るの!?』

もちろん、巡行の当日に引く事は出来ませんが

7月12日~14日は曳初・舁初(ひきぞめ・かきぞめ)と呼ばれる

山鉾の試運転が行なわれ

この時に、ばっちり引く事が出来ますよ。


どなたでも参加OKですし、細かい手続きもいりません。

ただ目の前の綱を引っ張って、汗を流し

みんなで一緒に山鉾を引くんですね~。

※詳しくは祇園祭 2011 曳初・長刀鉾(八坂神社)の記事をご覧下さい。


雑学【その8】

『鉾って見るだけじゃなくって、乗る事も出来るんだ!?』

いつも鉾は見てばかりという方も多いでしょうけど

実は、乗る事も出来るんですよっ!


江戸時代より全ての鉾が女人禁制とされてきましたが

現在では

函谷鉾・鶏鉾・月鉾・菊水鉾・岩戸山(いわとやま)

船鉾(ふなほこ)・北観音山(きたかんのんやま)

南観音山(みなみかんのんやま)

は男女分け隔てなく搭乗する事が可能です!

是非、足を運んだ際は搭乗してみてはいかがでしょうか。

ちなみに、長刀鉾と放下鉾は女人禁制だそうですので

その点だけ注意して下さい。

※2013年は諸事情により放下鉾の一般の搭乗は中止しているそうです。


雑学【その9】

あばれ観音

『観音様の目を覚ます儀式・・・あばれ観音!!』

『あばれ観音』って名前だけ聞くと、なんだか豪快な儀式?

と思われるかもしれませんが・・

まさしくその通り・・・豪快すぎる儀式なんです!


南観音山の神体である楊柳観音(ようりゅうかんのん)を

輿(こし)に乗せて、男達が振り落とすくらいの勢いで

上下左右に激しく揺らしながら、南観音山付近を激走しますっ。


当日は歩行者天国になっているので

道には大勢の観光客の方でいっぱいなのですが

事情を知らない皆さんは、・・・何事だ!?と言わんばかりに

騒然となるんですよね~。

これは南観音山にて

7月16日の23時頃から行なわれますので、当日行かれる方は

是非チェックしてみてはいかがでしょうか?

※詳しくは祇園祭 2012 あばれ観音(南観音山)の記事をご覧下さい。


雑学【その10】

粽

『山鉾で売ってる粽って・・・昔はタダで配っていたの!?』

各山鉾で売られている粽(ちまき)は

かつて、お礼として配られたものでした。

これは明治以前のお話で

各山鉾が寄町(よりちょう・山鉾を支える各町内)に対して

祇園祭の巡行が終わると、お礼として配っていたんですね。


しかし、明治以降、寄町の制度自体が廃止になり

金銭的なバックアップも無くなった事から

各鉾町で粽が販売されるようになったそうですよ

※『粽』や、その元となった『茅の輪』について詳しくは祇園祭 2012 疫神社夏越祭(疫神社)の記事をご覧下さい。


雑学【その11】

御手洗井

『閉ざされた禁断の井戸とは!?』

7月中旬頃から24日の間のみ

開放される井戸というのがあるんです!

それが『御手洗井(みたらいい)』と呼ばれる井戸で

祇園祭以外は鍵が掛けられ、門も閉ざされているんですね。

どうしてこの期間だけ開くの?と思いますよね。


これは、かつてこの地に祇園社(現・八坂神社)の御旅所があり

毎日、この井戸水をお供えしていた事から

祇園祭の還幸祭までの期間だけ

開放されるようになったというワケです

※井戸が開放される『井戸開き』の日時は毎年変わります。ちなみに2013年は7月12日でしたよ。井戸開きについて詳しくは井戸開き(遥拝式) 2014(御手洗井)の記事をご覧下さい。


場所は烏丸蛸薬師を北に上がった位置にありますので

山鉾を見に行かれた際に、是非チェックしてみて下さいね。

雑学【その12】

巡行

『巡行って昔は2日間行なっていたの!?』

現在、山鉾巡行と言えば17日ですが

かつては17日と24日の2日間に分けて行なわれ

ていたんですね


それぞれを

『前の祭り(前祭・さきのまつり)』

『後の祭り(後祭・あとのまつり)』と呼んでいました。

※手遅れだとか、もう終わってしまった事を意味する『後の祭り』は、この祇園祭が語源になっていると言われています。これは後祭が終了した山鉾は、もう活躍する機会が無いという事から取られたと言われています。

ちなみに2014年からは


49年ぶりに『前祭(さきまつり)』『後祭(あとまつり)』が復活しました。

※後祭ついては、祇園祭 2014 後祭・山鉾巡行(八坂神社)の記事をご覧下さい。


雑学【その13】

くじ取り式

『巡行の鉾の順番は毎年クジで決めている!』

順番が最初から決まっていると思いきや

『くじ取らず』と呼ばれる9基の山鉾以外は

毎年7月2日に、京都市役所で行なわれる

『くじ取り式』にて順番をクジで決めているんですね。

かつて、巡行の際に山鉾同士が順番争いでモメた事から

室町時代よりクジで決める事となったそうですよ。

※くじ取り式については、祇園祭 2013 くじ取り式(京都市役所・八坂神社)の記事をご覧下さい。


雑学【その14】

神幸祭

『祇園祭のメインって、山鉾じゃないの!?じゃぁ何?』

豪華な装飾品をまとった山鉾の巡行が

メインだと思われるかもしれませんか?

実は山鉾が巡行した後、3基の神輿が四条を中心とした

一帯を練り歩くんですね。

まさにメインは、この神輿の巡行なのです!


山鉾の巡行は『厄を集める』という意味があり

四条河原町周辺をぐるっと回って、街中に散らばる厄を集めて

各鉾町に帰っていくんですね

※この事から、山鉾は巡行が終わると、厄を溜め込まない為にすぐに解体されちゃうんです。


こうして厄を取り払い、清められた場所を

神様を乗せた神輿が巡行するというワケです!

山鉾巡行とは違い、男達の激しくダイナミックな

神輿の巡行を見る事が出来ますよっ。

※山鉾巡行については祇園祭 2012 山鉾巡行(四条堺町・四条麩屋町・新町御池)の記事を、神輿の巡行については祇園祭 2012 神幸祭(八坂神社・御旅所)の記事をご覧下さい。


雑学【その15】

久世駒形稚児

『神の化身と呼ばれる子供が参加している!』

その子供は久世駒形稚児(くぜこまがたちご)と言い

祇園祭の神幸祭において

神輿の先導をする役目を担っています。


この久世駒形稚児は

首から下げた駒形(こまがた)に神様が宿っている事から

神の化身と言われ、祇園祭において特別な存在なんですよっ。

その証拠に・・神幸祭の際は、八坂神社の境内に

馬上したまま入る事が出来るんですね!

普通なら、どんな偉い人だって馬から降りて境内に入るものなんですけど

これが許されるのは久世駒形稚児だけなのですっ。

※久世駒形稚児について、詳しくは祇園祭 2013 久世駒形稚児社参(八坂神社綾戸國中神社)の記事をご覧下さい。


雑学【その16】

御旅所の神輿

『誰とも話さずに7日間、お参りせよ!!』

祇園祭の変わった風習の1つと言われているの

『無言詣(むごんまいり)』です

17日の神幸祭が終わると、御旅所に神輿が安置されるんですが

その日から還幸祭の前日(23日)までの7日間

四条大橋から御旅所まで出向き

毎日、無言で(誰とも話さずに)お参りをし続けると

どんな願いでも叶うと言われています。


もとは、祇園花街に伝わる風習だったそうなので

芸・舞妓さんの中には

今でも実践されている方がいらっしゃるかもしれませんね~

※詳しくは、祇園祭 2012 祇園囃子奉納(八坂神社御旅所)の記事をご覧ください。


という事で今回は祇園祭に関する雑学を

ご紹介させていただきました!



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