メモ2013-05-16
テーマ:京都検定

京都検定過去問 その176

今回は京都検定の過去問を出題させていただきます。

写真と解説付きですので

是非、問題に挑戦してみて下さいね


では早速1問目です。


【問題】

伏見稲荷大社

初午(はつうま)の日に伏見稲荷大社に参拝し、買い求めておくどさんに並べる伏見人形はどれか。

ア.ゑびすさん(えびすさん)

イ.鍾馗さん(しょうきさん)

ウ.布袋さん(ほていさん)

エ.大黒さん(だいこくさん)

答えは↓にスクロールして下さい。

シンキングタイム★

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では、答えですっ。

【答え】

ウ.布袋さん

初午とは2月最初の

『午の日(日付を干支に当てはめた日)』を指す言葉で

この日に、伏見稲荷大社の祭神を

秦伊呂具(はたのいろぐ・秦氏の棟梁)が祀ったという事から


初午大祭

伏見稲荷大社では

初午の日に『初午大祭(はつうまたいさい)』を行なっています。

※初午大祭について詳しくは初午大祭 2012(伏見稲荷大社)の記事をご覧下さい。


問題にもある『おくど』とは竈(かまど)の意味で

京都では、何でも「○○さん」と付ける風習がある事から

竈の事を『おくどさん』と呼んでいるんですね

どうしてここに、布袋さんを置くのかと言うと

火伏せの神『荒神様(こうじんさま)』の使い(神使)が

布袋さんである事が理由だそうですよ。


では2問目にいってみましょう!


【問題】

一条天皇の中宮彰子(ちゅうぐうしょうし)に仕え、日本の代表的な古典文学『源氏物語』を著したのは誰か。

ア.清少納言

イ.紫式部

ウ.小野小町

エ.和泉式部

答えは↓にスクロールして下さい。

シンキングタイム★

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では、答えですっ。

【答え】

イ.紫式部

源氏物語は、平安時代中期に書かれた文学作品です


話の大部分を占めるのが

光源氏(ひかるげんじ)を主人公としたお話で

数々の女性と恋愛を繰り返しながら

京都を舞台に、彼の生涯を描いています。


こうした事から

京都には紫式部や源氏物語にゆかりの場所が

数多く残っているんですね


廬山寺

こちらの廬山寺(ろざんじ)は

作者の紫式部が源氏物語を執筆した邸宅跡に

建てられたお寺です。


葵祭

源氏物語のお話の中には、京都3大祭の1つ

『葵祭(あおいまつり)』も登場します

この祭で、葵の上(光源氏の妻)と

六条御息所(ろくじょうのみやすどころ・光源氏とかつて関係を持っていた女性)が

見物する場所を巡り車争いを行なうんですね。

※この他にも多数の源氏物語ゆかりの地があります。詳しくは源氏物語ゆかりの地巡りをご覧下さい。


では続いて3問目です。


【問題】

金閣寺

錦小路の青物問屋に生まれた(   )は、写生的な花鳥画を得意とし、代表作として金閣寺の大書院障壁画(重文)がある。

ア.池大雅(いけのたいが)

イ.長沢蘆雪(ながさわろせつ)

ウ.伊藤若冲(いとうじゃくちゅう)

エ.曾我蕭白(そがしょうはく)

答えは↓にスクロールして下さい。

シンキングタイム★

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では、答えですっ。

【答え】

ウ.伊藤若冲

江戸時代中期に活躍した絵師・伊藤若冲は

細やかな筆使いで、鶏や植物など

身近なモチーフを数多く描いた事で知られています。

※代表作に『動植綵絵(どうしょくさいえ)』などがあります


金閣寺の大書院にある障壁画は

約50枚の襖絵(水墨画)であり

彼が44歳の時に手がけた作品だそうですよ


石峰寺

この他、若冲ゆかりの寺として

石峰寺(せきほうじ)が有名で

ここにも彼の作品が残されています。

※詳しくは石峰寺の記事をご覧下さい。


では最後の問題です。

1級からの出題になりますので選択肢ではありません。

ズバリでお答え下さいね。


【問題】

大原天台宗の道場に始まる寺院(   )は、融通念仏(ゆうずうねんぶつ)の宗祖良忍(りょうにん)により再興され、薬師・釈迦・阿弥陀の三尊を本尊としている。

答えは↓にスクロールして下さい。

シンキングタイム★

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では、答えですっ。

【答え】

来迎院

来迎院(らいごういん)

大原にある来迎院は

天台宗の祖・最澄(さいちょう)の弟子である

円仁(えんにん)が建立した『声明(しょうみょう)道場』を起源とするお寺です。

※声明とは簡単に説明しますと、お経に節やリズムをつけた声楽(仏教音楽)の事です。詳しくは実光院 その1の記事をご覧下さい。


その後、道場は衰退しますが、平安時代後期に良忍が

この道場を基にして、来迎院を再興しました。

※ちなみに、彼も最澄や円仁と同様、比叡山(延暦寺)のお坊さんです。来迎院について詳しくは来迎院(大原)の記事をご覧下さい。


問題にもある『融通念仏』とは、分かりやすく言うと

「1人はみんなの為に、みんなは1人の為に念仏を唱えましょう。」

という考え方であり

自分の唱えた念仏の功徳は、多くの人に融通し

他人の唱える念仏も、自分の功徳に融通するというものです。


これが民間の間に普及し

大念仏(集団で念仏を唱える事)が生まれ

後の大念仏狂言へと発展していったと言われています

※大念仏狂言について詳しくは嵯峨大念仏狂言 2012(清凉寺)の記事をご覧下さい。


という事で本日も4問出題させていただきました。

皆さんは何問正解されましたか?