メモ2013-01-24
テーマ:祭り・イベント
関連:愛宕念仏寺 / 天狗の宴(愛宕念仏寺) / 

息災護摩供(愛宕念仏寺)

こんにちは京子です。

今回ご紹介するのは

1月24日に愛宕念仏寺(おたぎねんぶつじ)で行われました

息災護摩供

息災護摩供(そくさいごまく)です


簡単に愛宕念仏寺についてご紹介しますと

元々は六波羅蜜寺(ろくはらみつじ)や建仁寺(けんにんじ)の近く

東山と呼ばれるエリアにあったお寺です。


平安時代から愛宕山本地仏火除地蔵尊(あたごさんほんじぶつひよけじぞうそん)という地蔵があり

京都の町全体に火災が起きないよう祀られていたそうですよ


十六羅漢

境内にある1200体もの羅漢で有名ですよね。



現在の場所である愛宕山のふもとに移ったのは

大正時代と言われています。

火除けの信仰として

愛宕山の神様と同じなので

繋がりを持つ為に引越しをしたのではないかとおっしゃられていました。


その際、本堂は鎌倉時代の物を移築したそうなんですけれど

地蔵堂は新しく建てられたという事です

愛宕念仏寺について詳しくは、愛宕念仏寺の記事をご覧ください。


そんな愛宕念仏寺で行われる息災護摩供

本堂で法要が行われた後

参拝者の願いが書かれた護摩木を

息災護摩供

本堂前に組まれた護摩壇で焚き上げます。


それでは、早速レポートしていきましょう

13時頃、愛宕念仏寺に到着すると

法要

本堂にて法要が始まる所でした。


堂内には座布団が敷かれ

般若心経の経典が用意されていたので

20人程いた参拝者の方と一緒に読み上げる事が出来ましたよ


約30分程で法要が終わると

いよいよ護摩壇に移動して護摩焚きが行われます。


住職の方によりお経などが唱えられます。

まず最初に住職の方によりお経が唱えられ

お線香や小豆、お米など仏様にお供えしている供物(くもつ)が投げ入れられます。


火が点けられます

その後、火が点けられると

お札を火であぶる様に左右に降った後

護摩木が投げ入れられます。


1本ずつ丁寧にお経を唱えながら

護摩焚き

護摩木を投げ入れられていましたよ~


一連の流れは動画でご覧ください



こうして全ての護摩木が燃やされると

続いて古いお札なども護摩壇の中に投げ込まれて

一緒に焚き上げられていました。


1時間程で護摩供が終わると

最後にお札を2枚頂く事が出来ました


火之要慎と奉修十六羅漢大神通力供除災如意吉祥祈攸

『火之要慎(ひのようじん)』と『奉修十六羅漢大神通力供除災如意吉祥祈攸(ほうしゅうじゅうろくらかんだいじんつうりきくじょさいにょいきっしょうきゆう)』と書かれたお札です。



火之要慎のお札は愛宕神社でも有名ですよね

このお札は江戸時代の版木が残っていて

昔は大きなお札だったそうなんですけれど

現代の事情に合わせて縮小されたそうですよ。

台所などの火がある場所に飾ると良いそうです。

※愛宕神社について詳しくは、千日通夜祭 2012(愛宕神社)の記事をご覧ください。


十六羅漢のお札は

現住職さんが先代住職に

火之要慎のお札だけでなく

商売繁盛や家内安全、合格祈願など

祈願が出来るお札を作って欲しいと頼まれたそうです


愛宕念仏寺

多宝塔を背景に羅漢さんを撮影してみました。



そこで前住職さんが直筆で

十六羅漢さんの神通力にあやかって

所願成就を祈るお札を作成されたんだそうですよ

※お札を飾る方向などは気にせず何処に飾ってもいいそうです。


お札には色々な表情をした羅漢さんが描かれていて

とてもユーモラスなお札になっていますよね~


そんな息災護摩供が行われました愛宕念仏寺の場所はコチラ↓


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