メモ2013-01-21
テーマ:お寺

戒光寺

こんにちは京子です!

今回ご紹介するお寺は・・・

戒光寺

戒光寺(かいこうじ)です

悪しき事に対し、身代わりとなってくれる

通称『丈六(じょうろく)さん』と呼ばれる

釈迦如来立像がご本尊のお寺です。


戒光寺のこま札

御寺(みてら・皇室の菩提寺)で知られる

泉涌寺の山内塔頭の1つです。

そんな戒光寺の創建は1228年に

後堀河天皇(ごほりかわてんのう)の勅願により開山されました

当時は、現在の東山エリアではなく

京都駅の西側辺りにあったそうです。


丈六釈迦如来

『丈六釈迦如来』と刻まれています。


しかし、応仁の乱によってお堂が焼失した事がきっかけで

御所の西側、清明神社などがある

一条戻橋(いちじょうもどりばし)付近へと

移動する事となりました。

この時、奇跡的にもご本尊は無事だったそうですよ


ちなみに

現在の地に移ったのは1645年

後水尾天皇(ごみずのおてんのう)の勅願により移され

この時、泉涌寺の塔頭になったんですね


本堂

こちらが本堂です。中に、本尊である釈迦如来立像(丈六さん)が安置されています。


では本尊『釈迦如来立像(丈六さん)』についてもご紹介します

鎌倉時代を代表する仏師

運慶(うんけい)と湛慶(たんけい)親子の合作により作られました。

※湛慶は三十三間堂の千手観音坐像を作った事でも知られていますよね。


寄木造(よせぎづくり・木を組み合わせて作る製法)で作られた

釈迦如来立像の大きさは

・・なんと5.4メートルと巨大なものなんです!

昔は大きな仏像を『丈六』と呼んだ事から

戒光寺の釈迦如来立像は現在も

『丈六さん』の愛称で親しまれているんですね。

※丈六とは、長さを表す言葉で、1丈6尺(4.85メートル)の事です。一説には釈迦の身長も、この大きさだと言われているんですよ。ちなみに戒光寺の釈迦如来立像は、1丈8尺あるそうです。


丈六釋尊

お堂にかかる額には『丈六釋尊(じょうろくしゃくそん・丈六釈尊)』と書かれています。


本堂は撮影禁止の為、写真がないのが残念ですが

実際に、仏像の前に座ってみると

まるで上からこちらを優しく見下ろし

包んでくれるような印象を受けましたよっ

※ちなみに、釈迦如来立像の光背(こうはい・後光を表したもの)や台座を含めると、実際は10メートル程の高さになるそうです。


この他にも特徴的な部分がありまして

ちょうど顎の下あたりから

何かが流れた跡ように見えます。

これは『血の跡』だと言われていているんですね!!


お寺に残された故事によると

江戸時代、後水尾天皇が東宮(とうぐう・皇太子)の時に

権力(即位)争いに巻き込まれました。

※父親であった後陽成(ごようぜい)天皇は当初、息子の後水尾天皇と不仲であった事もあり、弟の智仁(としひと)親王に即位させようとしていました。しかし、徳川家康の意向が入り、結果的に後水尾天皇が即位する事となりました。つまり、幕府と朝廷との間で『即位争い』が起きていたと予想されます。


そんなある夜、暗殺者に寝首を掻かれた後水尾天皇でしたが

こちらの釈迦如来が身代わりとなり

後水尾天皇を助けたと言われているんですねっ。


以後も後水尾天皇の身代わりとなり

85歳で崩御されるまで、数々の『悪しき事』から守り続けたそうです

当時としては長寿と言えますよね。

※身代わりとなってくれる以外にも、首から上の病気、特にのどの病気などの治癒にご利益があると言われています。


『子そだて地蔵尊』と『おたすけ大師』

こちらは、門を入ってすぐ左手にあります

『子そだて地蔵尊』と『おたすけ大師』です。


子そだて地蔵尊は、子供の健全な成長を祈念し

建てられたもので

祈願する際は、手前にある手水鉢の水を

1つの願いに対し、7度掛けるのが作法だそうですよ。


おたすけ大師は

平安時代の高僧で知られる『弘法大使・空海(くうかい)』の事です。

こちらも同様に祈願する際は、水を7度掛けて下さいとの事でした

※弘法大使『空海』について、詳しくは東寺(教王護国寺) その1の記事をご覧下さい。


泉山融通弁財天

そして、境内には

泉山融通弁財天(せんざんゆうずうべんざいてん)もあります。

※泉山とは泉涌寺のある山間という意味です。この辺りの住所には『今熊野泉山』という町名もありました。


名前からも分かるように

七福神の1人である『弁財天』を祀っています


いかなる願いも融通が利き

必ず成就させる弁財天だと言われているんですよっ。


ちなみに、この弁財天を彫ったのは

空海と並ぶ、平安時代の高僧『伝教大師・最澄(さいちょう)』の

手によるものだそうです。

※天台宗の開祖である最澄については、三千院の記事をご覧下さい。


泉山融通弁財天の絵馬

そして、この弁財天を含む

泉涌寺の7つの山内塔頭には、七福神がそれぞれ祀られ

毎年、成人の日に行われる

『泉山七福神巡り(せんざんしちふくじんめぐり)』に合わせて

ご開帳となるんですね


ちなみに、泉山七福神巡りの順番は以下の通りです。

・1番 福禄寿(即成院・そくじょういん)

・2番 弁財天(戒光寺・かいこうじ)

・3番 恵比寿神(今熊野観音寺・いまくまのかんのんじ)

・4番 布袋尊(来迎院・らいごういん)

・5番 大黒天(雲龍院・うんりゅういん)

・6番 毘沙門天(悲田院・ひでんいん)

・7番 寿老人(法音院・ほうおんいん)


これに加え、中国で『9』は最大の吉数と言われている事から

・番外 愛染明王(新善光寺・しんぜんこうじ)

・番外 楊貴妃観音(泉涌寺・せんにゅうじ)

を含め、全部で9つ回るそうです。


時間は9時~17時まで行われ

スタート地点である即成院で福笹を受け取り

順番通りに回り、スタンプラリーのように

各場所で七福神を詣り

縁起物を福笹に付けていくそうですよ


そんな戒光寺の場所はコチラ↓


大きな地図で見る

最寄の交通案内

 市バス 202・207・208系統 泉涌寺道(せんにゅうじみち)


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