メモ2011-04-18
テーマ:その他

神泉苑 その2

こんにちは京子です。

京都の桜はほぼ散ってしまい、花見シーズンもそろそろ終了ですけれど

先週、各地の桜を撮り貯めていましたので

その中からお送りしたいと思います


さて、本日は・・・

神泉苑 その2の桜と鳥居

神泉苑(しんせんえん)をご紹介します

以前も一度、神泉苑を京子ブログでご案内しています。

今回は、以前の写真と今年の桜の写真をミックスしてお届けさせていただきます


場所は二条城のすぐ近くにあります

二条城も花見の名所として知られているので

このシーズンはセットで回られる方も

いらっしゃいますよ♪


神泉苑 その2のこま札

さて、こちらの神泉苑

作られたのは平安時代です。

では、どういった目的で作られたのかと言いますと・・・

貴族の方の為の庭園として

作られたんですね

この神泉苑には大きな池があり、当時の貴族の人たちはここで

舟遊びや遊宴を行っていました。

※ちなみにこの池がある事から京都の通り名のひとつ「御池通り(おいけどおり)」の名前が取られたという説もあるようです。


神泉苑 その2の恵方社(えほうしゃ)

鳥居をくぐるとすぐに見えてくるのが恵方社(えほうしゃ)

こちらは、なんと回転する祠です。

どうしてなのかと言うと

毎年、大晦日の晩11時に、来年の恵方(縁起の良い方角)へと向けているからなんですね。

全国でも回転式はコチラだけ


神泉苑 その2の善女龍王社(ぜんにょりゅうおうしゃ)

恵方社の奥に見えますのは善女龍王社(ぜんにょりゅうおうしゃ)です。

善女龍王とは一体何かと言いますと・・・

弘法大師である空海が、雨を降らせる為に呼び寄せた神様!

824年、京都を襲った干ばつを見事に助けたんですね。


神泉苑 その2の法成橋(ほうじょうはし)

その左手には法成橋(ほうじょうはし)がかかっています。

この橋を渡る時は、願い事を一つだけ心に念じながら渡り

先ほどの善女龍王社にお参りすると願いが叶うと言われてるんですよ♪

※言い伝えではこの橋で・・・源義経と静御前が出会ったとされています。


では、そろそろ神泉苑の素敵な桜も見ていただきましょう~っ。

神泉苑 その2の法成就池(ほうじょうじゅいけ)

園内にある巨大な法成就池(ほうじょうじゅいけ)から見る桜っ!

う~ん、素敵ですね。

もちろん期間限定でライトアップされ、夜桜も楽しめるようになってまして、ライトに照らされた桜が、この法成就池に写る景色はとってもムードがあって素敵だそうですよ


かつてはもっと巨大な庭園で

南北に500メートル、東西に240メートルもあったようで

現在は当時の約、1/16になっています。


徳川家康が二条城を作り

神泉苑の土地の殆どが

二条城の敷地として取り込まれちゃったからだそうです。


神泉苑 その2の龍王船

池に浮かぶのは龍王船。ここでお食事しながら夜桜楽しめたら最高だろうなぁ~。

神泉苑 その2のここからの眺めを想像

ここからの眺めを想像して・・・♪


貴族の庭園として栄えた神泉苑

日本で最初の花見が開かれた場所として

伝えられています♪

平安初期を描いたの史書である「日本後紀」に812年に嵯峨天皇がこの神泉苑でお花見をした事が残されているんですね。


神泉苑 その2の矢剱大明神(やつるぎだいみょうじん)

こちらは園内にある矢剱大明神(やつるぎだいみょうじん)です。

神泉苑 その2の雪見型灯籠

奥に見えるのは雪見型灯籠です。水面を照らす為に用いられる灯篭だそうです。


以後、歴代の天皇が行幸していたんですね。

それは、和歌にも表れていたりします。


奈良時代に残された和歌集である「万葉集」では

梅を詠んだものが118首、桜を詠んだものが44首なのに対し

平安時代初期に作られた「古今和歌集」では

梅が18首に対し、桜はなんと70首。


美的感覚が時代と供に梅から桜へと代わっていったとも言えるのではないかなぁとも考えられますよね♪


そんな神泉苑の場所はコチラ↓


大きな地図で見る


イベントカレンダー

祇園祭のイベント一覧

京都検定過去問

萩の名所巡り

京の茅の輪巡り

半夏生の名所巡り

一初の名所巡り

山吹の名所巡り

椿の名所巡り

桜の名所巡り

梅の名所巡り

雑談掲示板 新着