今回ご紹介するのは

京都市東山区にある


山王神社(さんのうじんじゃ)

山王神社(さんのうじんじゃ)です!


山王神社は、清閑寺(せいかんじ)の

鎮守社として近江(おうみ:現在の滋賀県)にある

日吉社(ひよししゃ)を勧請(かんじょう)して

創建されました

※勧請とは、神様の分霊をお迎えしてお祀りする事。


石碑

石碑


現在、清閑寺は真言宗の寺院ですけれど
もともとは天台宗だった事から
天台宗総本山延暦寺(えんりゃくじ)の
鎮守社である日吉社を勧請したんですね~


その後、1901年(明治34年)に

清閑寺境内から現在地である

清閑寺池田町に移ってきたといわれています


ちなみに山王神社という名前の神社は
京都市東山区の他にも、いくつかありまして
右京区や亀岡、舞鶴にもあるんですよ


それでは早速、中に入っていきましょう


鳥居

鳥居


こちらから中に入ると

正面に鳥居があって社務所が見えています。


鳥居をくぐり右手を見ると

境内全域が見渡せるんですね


境内全域

境内全域


そして、ニノ鳥居を潜ると

本殿があります


本殿

本殿


本殿にはご祭神として

・大山咋神(おおやまくいのかみ)
・大名牟遅神(おおなむちのかみ)
・田心姫神(たごりひめのかみ)
・大山咋神荒魂(おおやまくいのかみあらみたま)
・白山姫神(しらやまひめのかみ)
・鴨玉依姫神(かもたまよりのひめのかみ)
・鴨玉依姫神荒魂(かもたまよりのひめのかみあらみたま)

の7柱がお祀りされています


ご祭神が書かれたもの

ご祭神が書かれたもの


ちなみに『荒魂』というのは
神様の荒々しい側面である
『荒ぶる魂』の事で
神様の祟りは、荒魂の表れと
いわれているんですね


菅原道真(すがわらのみちざね)の

魂を鎮める為に天満宮が建てられたり

疫病が流行ると素戔嗚尊(すさのをのみこと)の祟りと考え

鎮魂祭(ちんこんさい)が行われたりしてきました


鳥居に掛けられた額

鳥居に掛けられた額。「山王神社」と「山王出世大國社」と書かれています。


また、その荒魂と対をなすのが
『穏やかな魂』である
『和魂(にぎみたま)』で
神様のご加護は、和魂の表れと
いわれています


和魂は、さらに『幸魂(さきみたま)』

『奇魂(くしみたま)』に分けられます。


このように神様の御魂は

荒魂と和魂の二面性があって

時と場合に応じて

使い分けがされているんですね。


私達が丁重に神様をお祀りすれば
和魂となって五穀豊穣や
ご加護を与えてくれるんですけれど
怠ってしまうと荒魂となって
祟りや天変地異を起こすとされています


本殿前の桜

本殿前の桜


こちらは本殿前に生えていた

桜の木です7分咲きといったところでしょうか


という事で今回は、東山区にある

山王神社をご紹介しました!


山王神社の場所はコチラ↓

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