本日は京都検定対策問題をお届けします。

実力試しに挑戦してみてくださいね~♪

では、早速1問目です。


【問題】

「きさらぎや けふ初午の しるしとて 稲荷の杉は もとつ葉もなく」この和歌の稲荷とは、どこの事か。


ア.合槌稲荷神社(あいづちいなりじんじゃ)

イ.折上稲荷神社(おりがみいなりじんじゃ)

ウ.伏見稲荷大社(ふしみいなりたいしゃ)

エ.命婦稲荷神社(みょうぶいなりじんじゃ)


答えは↓にスクロールして下さい。

シンキングタイム★


・・・


・・・


・・


では、答えですっ。


【答え】

伏見稲荷神社の鳥居

ウ.伏見稲荷大社


この和歌は、鎌倉時代後期の私撰和歌集である

夫木和歌抄(ふぼくわかしょう)に

収められているもので、詠み人は鎌倉時代の歌人

葉室光俊(はむろみつとし)です


意味としては
2月の初午に参詣した人達が
そのしるしに杉の枝を取っていくから
稲荷山の杉は葉が無くなってしまった。


といった意味になるんだと思います


711年(和銅4年)の2月最初の午の日(初午)は

伏見稲荷の神体山

(しんたいさん・神様が宿る山の事)である

稲荷山の三ヶ峰(みつがみね)に稲荷社の祭神

『稲荷大明神(いなりだいみょうじん)』

お祀りした日とされています


その事から毎年2月の初午の日には

お祭が行われているんですね


しるしの杉

しるしの杉


境内では、2月の初午の日だけに限って
『しるしの杉』が授与されています!

※詳しくは、初午大祭 2012(伏見稲荷大社)の記事をご覧下さい。


続いて2問目です。

【問題】

鵺大明神の祠

二条公園内には、鵺大明神の祠(ぬえだいみょうじんのほこら)があるが、鵺を退治したとされる人物は誰か。


ア.源義経(みなもとのよしつね)

イ.源義朝(みなもとのよしとも)

ウ.源頼朝(みなもとのよりとも)

エ.源頼政(みなもとのよりまさ)


答えは↓にスクロールして下さい。

シンキングタイム★


・・・


・・・


・・


では、答えですっ。


【答え】

エ.源頼政


源頼政は、平安時代の

1156年(保元元年)の保元の乱(ほうげんのらん)

1159年(平治元年)の平治の乱(へいじのらん)

ともに勝者側につき、平家の世にあっても

その棟梁の平清盛(たいらのきよもり)から

信頼厚い源氏の人でした


そんな彼は、鵺(ぬえ)という
頭は猿で胴は狸
手足は虎で尻尾は蛇という
怪鳥の退治した事でも
知られているんですね~♪


平安時代、天皇の住まいである

内裏(だいり)で虎鶫(とらつぐみ)に似た

鵺の鳴き声がしてそうで

それに近衛天皇

(このえてんのう・第76代天皇)や

二条天皇(にじょうてんのう・第78代天皇)が

とても怯えたそうです。


そこで弓の名手と謳われた
源頼政に鵺退治が任され
頼政は東三条の森から湧き出る黒雲の中に
動く物体の影を見つけ
矢を放ち退治をしたといわれています


神明神社の頼政と猪早太が鵺を退治している様子を描いた額

神明神社に掛けられている頼政と猪早太が鵺を退治している様子を描いた額


鵺が落ちたきた場所は現在

祠が建てられていて

鵺大明神がお祀りされています


3問目にいってみましょう。

【問題】

だるま寺

左京区にある臨済宗南禅寺の塔頭寺院で通称『だるま寺』と呼ばれているのはどこか。


ア.金地院(こんちいん)

イ.慈氏院(じしいん)

ウ.眞乘院(真乗院)(しんじょういん)

エ.天授庵(てんじゅあん)


答えは↓にスクロールして下さい。

シンキングタイム★


・・・


・・・


・・


では、答えですっ。


【答え】

イ.慈氏院


慈氏院は、臨済宗南禅寺

塔頭寺院の1つで通称

『だるま寺』と呼ばれています!


境内にある達磨堂(だるまどう)には
『おあしがよる大師』と呼ばれる
石造の達磨大師像(だるまだいしぞう)が
安置されているんですね♪


達磨大師像

おあしがよる大師と呼ばれる達磨大師像


おあしがよる大師の『おあし』とは

宮中や院に仕える女房(にょうぼう)らの

女房詞(にょうぼうことば)の1つで

『お金』『銭』といった意味の言葉なんですよ


お金は、まるで足が生えているかのように

いろいろ場所に行ったり来たりをする事から

『足』に例えて『おあし』

呼ばれたというワケです


【問題】

2月の初午の日に京都では、ある食べ物を食べる風習があるが、そのある食べ物とは何か。


答えは↓にスクロールして下さい。

シンキングタイム★


・・・


・・・


・・


では、答えですっ。


【答え】

畑菜の辛子和え(はたけなのからしあえ)


京都では昔から

初午の日にお稲荷さんに参拝して

油揚げと畑菜の辛子和えを

食べるという風習があるんですね


畑菜は、稲荷大明神を祀った秦氏である
秦伊呂具(はたのいろぐ)の『秦(はた)』と
畑菜(はたけな)の『畑(はた)』を
かけているといわれています

※秦氏についてくわしくは大酒神社の記事をご覧下さい。


また、油揚げについては

お稲荷さんと言えば、狐を連想し

狐と言えば油揚げを連想するという

事からなんだそうですよ


そして『畑菜』と『油揚げ』の2つを
和えて食べると縁起がとっても良いと
いわれているんですね~


という事で本日も4問出題させていただきました!

みなさんは何問正解されましたか?

タイトル
コメント
※必須項目です。
コメントに関する注意点
※個人や特定の団体に対する誹謗中傷は、削除させていただく場合がございます。ご了承下さい。
※記事と関係の無いコメントに関しても削除する場合があります。
※投稿後は編集や削除ができません。

画像認証
※必須項目です。

※上の画像で表示されている文字を入力してください。

ニックネーム
ブログURL
※ブログをお持ちの方はURLをどうぞ。
※不適切なリンクは削除される場合があります。

イベントカレンダー

祇園祭のイベント一覧

京都検定過去問

萩の名所巡り

京の茅の輪巡り

半夏生の名所巡り

一初の名所巡り

山吹の名所巡り

椿の名所巡り

桜の名所巡り

梅の名所巡り

雑談掲示板 新着