今回ご紹介するのは

京都市左京区にある吉田神社(よしだじんじゃ)の

境内末社である今宮社(いまみやしゃ)で行われている


火焚祭(ひたきさい)

火焚祭(ひたきさい)です!


今宮社の火焚祭は

毎年11月14日に行われていて

五穀豊穣に感謝するとともに

無病息災等を願うというものなんですね


吉田神社の境内末社の今宮社(いまみやしゃ)

吉田神社の境内末社の今宮社(いまみやしゃ)


ちなみにお火焚は、旧暦の11月頃に行われる
火祭(ひまつり)の事で
神楽の際の篝火(かがりび)である
庭燎(にわび)や
秋に取れた収穫物に感謝する収穫祭の
新嘗祭(にいなめさい)が
起源といわれているんですね


そして神社でお火焚をする際には

社殿の前に願い事の書かれた

火焚串(ひたきぐし)や護摩木(ごまぎ)等を

組んで、お炊き上げをし

五穀豊穣(ごこくほうじょう)に

感謝すると共に

無病息災や家内安全を祈願すると

いうものなんです


また、場所によっては

巫女さんのお神楽(かぐら)や

湯立神事(ゆたてしんじ)が行われたり

火が衰えてきた火床にミカンや

饅頭(まんじゅう)を投げ入れ

参拝者に授与してくれたりするんですよ


ここで今宮社についても

簡単にご紹介しますと・・・


今宮社

今宮社


今宮社は、吉田神社の境内末社で
いつ頃、創建されたのか詳しくは
わからないようですけれど
1215年(建保3年)の吉田小社駐進状
(よしだしょうしゃちゅうしんじょう)に
その名がある事から
それよりも以前から
既にあった事がわかります


今宮社の説明板

今宮社の説明板


古くから木瓜大明神

(こうりだいみょうじん)と称され

吉田町の産土神(うぶすながみ)として

信仰されてきたんですね~


そんな今宮社は

方位を守る霊石である四神石が

ある事でも知られていて

本殿の東南に青龍石(せいりゅういし)

西南に白虎石(びゃっこいし)

西北に玄武石(げんぶいし)

そして内陣に

東北の朱雀石(すざくいし)が

あるんだそうですよ


それでは早速、レポートしていきましょう

※写真は過去のものを使っています。


境内に着くと、お火焚で使われる火床が

鳥居の前に用意されていました!


今宮社の火床

今宮社の火床


写真を見ると
今宮社のお火焚の火床は
他と場所の火床とは
ちょっと違っていて
特徴的な形をしている事が
わかりますよね


しばらくすると、お祭をする神職の方々が

本社から出てこられて今宮社まで進み

神事が始まります


神職が来る様子

神職が来る様子


まずは、神様をお迎えするにあたって

罪や穢れを祓う為に神職や参列者の方々の

修祓(しゅばつ)が行われます


今宮社境内

今宮社境内


これは神様が罪や穢れ(けがれ)を
大変お嫌いとされているからなんですよ!


お祭で使われる火床にも

ちゃーんとお祓いをします


お祓いの様子

お祓いの様子


続いて神様へのお供えものである
神饌(しんせん)をお供えすると
鳥居の前の火床に
火が点けられるんですよ♪


火床に火が点けられると

火は瞬く間に燃え広がって

火床が一瞬で炎で包まれました


火焚

火焚


ちなみに今宮社の火焚祭は
火床に火が点けられたまま
本殿神事が進んでいきます!


本殿では、宮司による

祝詞奏上(のりとそうじょう)が行われ

そして再び火床の前に来ると

火床に塩やお酒を撒いて火床を清めるんですね!


祝詞奏上

祝詞奏上


そして再び本殿へと戻り

玉串による拝礼である

玉串奉奠(たまぐしほうてん)等を行って

火焚祭が無事にお納めされました


火床を清める様子

火床を清める様子


という事で今回は

吉田神社の境内末社である今宮社の

火焚祭をご紹介しました


今宮社のある吉田神社の場所はコチラ↓

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