今回ご紹介するのは

京都市下京区の七条通り沿いにある

空豆地蔵

空豆地蔵(そらまめじぞう)です!


ちなみに近くには

三十三間堂(さんじゅうさんげんどう)や

養源院(ようげんいん)、豊国神社(ほうこくじんじゃ)が

あるんですよ~


それにしても空豆地蔵だなんて

なんだか可愛い名前ですよね


でもどうして、このお地蔵さんが

空豆なんていう名前がついているのか

気になりますよね~


空豆地蔵尊と書かれた石碑

空豆地蔵尊と書かれています。


空豆のネーミングの由来については

また後ほどご説明しますね。


まずは空豆地蔵がある場所の

ご説明をしたいと思います


少し変わった所にあるんですけれど

一体どこにあると思いますか??


実は空豆地蔵は

大黒湯(だいこくゆ)という

銭湯の中にあるんです!!


大黒湯

銭湯の中といっても

湯船の中にあるわけではないんですよ


空豆地蔵は

大黒湯の敷地内に安置されているというわけなんです。


大黒湯の入り口

名前もユニークですけれど

安置されている場所もまたユニークですよね~


ちなみに空豆地蔵を覗き込んで

顔を見てみたんですけれど

かなり磨耗していて

その表情はわかりませんでした


さて、そんな

空豆地蔵の名前なんですけれど

これにはあるエピソードが関係しています。


そのエピソードとは・・・


ある時、親子の猿が

どこからともなくお地蔵さんの所に来たようで

そのとき母猿が子猿の頬を撫でて

次にお地蔵さんの頬を撫でるといった事を

何度か繰り返していたそうです


空豆地蔵尊

数日が経ったある日

また親子の猿が来ていたらしく

今度は母猿がお地蔵さんに

10粒の空豆をお供えし

そのうちの1粒を子猿に

食べさせていたそうですよ。


その様子を見た地元の人は

あるお願いの為に

親子の猿がお地蔵さんの所に来ていた事を

感じ取るんですけれど

皆さんわかりましたか~


そうなんです!


お地蔵さんの頬を撫で

お供え物をしていた事から

「歯痛平癒で来ていたんだ!!」

と思ったそうです。


その後、地元の子供が虫歯になった際

猿と同じように空豆をお供えして

子供に空豆を与えたところ

なんと、7日後には

歯痛が治っていたと言うんですね~


そういった事があってから地元の人々は

このお地蔵さんの事を

空豆地蔵と呼ぶようになったんだそうですよ。


なんとも不思議なお話ですよね。

猿がお地蔵さんに祈願しに来ていただけでなく

人間よりもご利益に詳しかったというのも不思議です。


また、このエピソードから

歯痛平癒のご利益があると信じられ

歯痛の際には年齢の数分の空豆をお供えして

祈願したんだそうですよ。


ちなみに京都には

歯痛平癒のご利益がある場所が他にもあるので

そちらは歯痛平癒にご利益のある神社仏閣巡りの記事をご覧下さい


そんな空豆地蔵にお参りする場合は

銭湯が開く15時半から

閉まる24時までに行くようにして下さいね。

じゃないとシャッターが閉まってます

※定休日は土曜日みたいですから気をつけて下さい♪


空豆地蔵のある大黒湯の場所はコチラ↓


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