今回ご紹介するのは

常盤神社(ときわじんじゃ)の蔵王社(ざおうしゃ)で行われました

蔵王社の春祭り

春祭りです


常盤神社(ときわじんじゃ)は

京都府南部の

久世郡久御山町(くぜぐんくみやまちょう)にあるんですよ。


以前、同じ久世群にある

室城神社の春祭(矢形餅神事・やかたもちのしんじ)をご紹介しましたけれど

今回の常盤神社の春祭りでも

同じ神職の方がご奉仕されていました

※春祭について詳しくは、春祭(矢形餅神事) 2013(室城神社)の記事をご覧下さい。


常盤神社

江戸時代、常盤神社

牛頭天王社(ごずてんのうしゃ)と

呼ばれていたそうなんですけれど

明治時代の神仏分離令によって

野村神社と改められ

明治14年には常盤神社と改称したそうです。


牛頭天王と言えば

日本神話に登場する神様として有名な

素戔嗚尊(すさのをのみこと)と同一視されている神様ですよね


今回ご紹介するのは

そんな常盤神社にある


蔵王社

蔵王社のお祭なんですよ


蔵王社の春祭りは

毎年、3月6日『啓蟄(けいちつ)の日』に

行われているそうです。

※啓蟄とは、二十四節気(にじゅうしせっき ・1年を24等分して約15日ごとに分けた季節)の1つで季節が春になって暖かくなり虫が出はじめる頃の事です。


つまり春の訪れを

感じる事の出来る祭というワケですよね。


また蔵王社の春祭りには

ちょっと変わったお供え物が供えられる事で

有名なんですよ

そちらの方はまた後ほどご紹介させて頂きますね。


では早速レポートしていきましょう!


午後14時頃、神職の方をはじめ氏子の方々が

お清めを行います。


その後、蔵王社の前に移動します。


修祓

修祓(しゅばつ)が行われ

神前にお供えをする神饌(しんせん)にも

お祓いをします。


神饌にお祓い

そして・・・

いよいよ例のお供え物が供えられます


先ほども言いましたけれど

ちょっと変わったお供え物とは

こちらの


鉢巻飯

おむすびに細長い縄を巻いた鉢巻飯。


鉢巻飯(はちまきめし)なんですよ~


鉢巻をしているように見えますよね♪


今日お供えされている鉢巻飯は

すべて手作りなんだそうですけれど

おむすびが鉢巻をしているなんて

不思議ですよね~


一体何故なの~

神職の方にお聞きすると


昔この辺りで農業に従事していた人達が

鉢巻を巻いて農作業をしていたらしく

それと同じように

お供え物にも鉢巻を巻いたんだそうですよ。


お供えされた鉢巻飯

蔵王社にお供えされた鉢巻飯です。


いつ頃から鉢巻を巻いた鉢巻飯を

お供えするようになったのかは

はっきりとはわかっていないそうです。


ちなみにこちらの鉢巻飯は

境内の摂社・末社にもお供えされていました。


そして神社のすぐ近くに

称名寺(しょうみょうじ)というお寺があるんですけれど

氏子の方が、そちらにも鉢巻飯をお供えに行かれてましたよ


神仏習合の名残で、今でも

お供えをしているそうです。


祝詞奏上

その後、祝詞を奏上し

無事、全ての神事をお納めされました。


今回は春祭りの鉢巻飯をご紹介しましたけれど

秋に行われる祭でも

少し変わった新撰がお供えされるという事なので

気になった方は行かれてみてはいかがでしょうか


そんな蔵王社の春祭りが行われた常盤神社の場所はコチラ。


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