今回も写真と解説付きで
京都検定の過去問をお届けします。
3級から1級まで出題しているので
是非、問題にチャレンジしてみて下さいね
では早速1問目です。
【問題】
遅咲きの「はねずの梅」の名所として知られ、3月には「はねず踊り」が行われる寺院はどこか。
ア.醍醐寺（だいごじ）
イ.法界寺（ほうかいじ）
ウ.隨心院（ずいしんいん）
エ.勧修寺（かじゅうじ）
答えは↓にスクロールして下さい。
シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
ウ.隨心院
隨心院は平安時代の歌人
小野小町（おののこまち）の邸宅跡に建つお寺なんですよ。
はねず踊りは深草少将（ふかくさしょうしょう）が
小野小町の元に百夜通い続けるというお話です。
※詳しくは、はねず踊り 2013（隨心院）の記事をご覧ください。
では問題にあるそれぞれのお寺について
簡単にご紹介したいと思います
選択肢の『ア.醍醐寺』は
874年
聖宝（しょうぼう・空海の孫弟子）が
醍醐山に観音像を安置したのが始まりとされています。
選択肢の『イ.法界寺』は
1051年
日野資業（ひのすけなり・藤原北家の一族）が
この地にあった日野家の山荘を
寺に改めたのが始まりと言われているんですよ。
選択肢の『エ.勧修寺』は
900年
藤原胤子（ふじわらのいんし・たねこ、醍醐天皇の母）を弔う為
醍醐天皇より創建されたお寺です。
続いて2問目です。
【問題】
北野天満宮の境内の祭神である菅原道真が、こよなく愛したことで知られる50種約1500本もあるという花は何か。
ア.葵
イ.梅
ウ.富士
エ.桜
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シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
イ.梅
北野天満宮境内にある
『梅苑（ばいえん）』では
約2万坪のスペースに50種類、1500本の梅が咲いているんですよ。
※詳しくは、北野天満宮 その3の記事をご覧下さい。
昔から
『北野の梅、平野の桜』と言われるほど
梅の名所だったと言われています
ちなみに平野の桜とは
平野神社の桜の事で
こちらには50種類、約400本の桜が
植えられているんですよ。
※詳しくは、平野神社 その1、平野神社 その2の記事をご覧下さい。
では3問目です。
【問題】
8月7日を含む前後10日間、京都の夜の観光イベントである「京の七夕」が堀川会場と（ ）会場をメイン会場として開催されている。
ア.岡崎
イ.鴨川
ウ.東山
エ.嵐山
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シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
イ.鴨川
京の七夕とは
2010年より開催されているイベントです。
旧暦の七夕に合わせて
神社や仏閣など京都の様々な所で
七夕の飾り付けが行われ夜間公開が行われます
※ライトアップ会場は、清水寺や高台寺、圓徳院、貴船神社などなど。
京都ならではの七夕の演出を行うとともに
京の七夕を全国に発信する意味が込められているそうです。
※詳しくは、京の七夕 2012（堀川会場・鴨川会場）の記事をご覧下さい。
では最後の問題です。
1級からの出題になりますので、選択問題ではありません。
ズバリでお答え下さい。
【問題】
貞観8年（866）、大納言伴善男（だいなごんとものよしお）が応天門を放火した事件「応天門の変」は、平安時代を代表する絵巻物の（ ）（国宝）の題材となった。
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シンキングタイム★
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では、答えですっ。
【答え】
伴大納言絵詞（ばんだいなごんえことば）
伴大納言絵詞は
平安時代末期に作成された
全3巻からなる絵巻物です。
大納言の伴善男が応天門に放火した罪を
源信（みなもとのまこと・左大臣）になすりつけます。
※大納言とは律令制で大臣に次ぐ身分であった役職の事です。
しかし子供のケンカがきっかけで
陰謀が解明されるという史実が
ドラマティックに描かれているそうです
この作品は平安時代後期に宮廷絵師として活躍した
『常盤光長（ときわみつなが）』により
作られたと言われています。
平安京にあった応天門は
現在、8分の5サイズに縮小され
平安神宮で復元されているんですよ。
という事で本日も4問出題させていただきました！
皆さんは何問正解されましたか？
