こんにちは京子です

今回ご紹介するのは

桜の隠れた名所として知られる・・・

竹中稲荷神社

竹中稲荷神社(たけなかいなりじんじゃ)です。


いかがですか?

一直線に並んだ鳥居に覆いかぶさるように

綺麗な桜が咲いています


鳥居の朱色とピンクのコントラストがいい感じですね

竹中稲荷神社は吉田神社の境内末社であり

吉田山の山中に建っています。

※吉田山は京都市左京区にある標高102メートルの山です。吉田神社もこの山中に建っています。


竹中稲荷神社

この桜並木は

境内入り口から一直線に伸びる参道に咲いていて

ちょうど今が見ごろとなっています

そして、いくつもの鳥居が並ぶ

約100メートルの参道を歩くと、舞殿や本殿が見えてきます。


舞殿

こちらが舞殿です。


拝殿

拝殿です、奥に本殿があります。


祭神には三柱が祀られています。


・宇賀御魂神(うがのみたまのかみ)

稲荷神とも言われる宇賀御魂神は

神話(古事記)において

素戔嗚尊(すさのおのみこと)と神大市比売(かむおおいちひめ)の

間に生まれたとされ、穀物や農耕の神様とも言われています


・猿田彦神(さるたひこのかみ)

天狗のモデルとして知られる神様で

邇邇芸命(ににぎのみこと)らが

高天原(たかまがはら・天上界)から地上(日本)に降りる時に

神々を先導したと言われています。

この事から道祖神と言われています。


・天鈿女神(あめのうずめのかみ)

芸能上達の神様と言われる神様です

天照大神(あまてらすおおみかみ)が

乱暴をはたらく弟の素戔嗚尊を嫌い

天岩戸(あまのいわと)に隠れてしまいました

これにより、それまで明るかった世界が闇夜となってしまったのです。


これでは困ると、天照大神を外に出させる為

宴を開き、天岩戸の前で天鈿女神が舞を踊って

誘い出すことに成功しました。

※ちなみに猿田彦神と天鈿女神は夫婦だと言われています。


天満宮

境内の左手には天満宮があります。もちろん祭神は、学問の神様で知られる菅原道真(すがわらのみちざね)です。1872年に吉田神社の末社に定められました。


竹中稲荷神社が創建された時代について

詳しい事は分からないそうですが

『在原業平(ありわらのなりひら)の住居が神楽岡稲荷神杜(現在の竹中稲荷神社)の側にあった。』

と言われている事から

少なくとも平安時代初期には、すでにこの地にあったようです。


在原業平とは、平安時代初期の歌人で

伊勢物語の主人公とも言われている人物です。


平安時代のプレイボーイとも称され

女性に大変人気があったようです


業平塚

そして、竹中稲荷神社の本殿の裏手には『業平塚』があります。

これは生前、業平が

「吉田山に葬ってくれ」という遺言を残していた事から

作られたようです。


こちらの業平塚以外にも、本殿の裏手には

様々な神様の名前が刻まれた祠がいたる所に並んでいます

これを見れば

吉田山に多くの神様が鎮座しているという事が

お分かりいただけると思います


奥の院 竹釼稲荷神社

この他にも、奥の院 竹釼稲荷神社と呼ばれる社も建っていましたよ。


という事で今回は

桜がちょうど見ごろの

竹中稲荷神社をご紹介しました


場所はコチラ↓


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