こんにちは京子です!

今回ご紹介するのは

9月15~17日に清水寺で行われた・・・

観音加持青龍会

観音加持青龍会(かんのんかじせいりゅうえ)です

清水寺の本尊である観音様が

青龍の化身となり、境内にある『音羽の滝』の水を

夜毎、飲みに来る言い伝えをモチーフに

観音加持青龍会では

境内を動き回る青龍や

40名に及ぶ

行道(ぎょうどう・列を作り、お経を上げながら練り歩く事)が

見所のイベントなんです


青龍

青龍にはもう1つの意味があり

平安京の地は『四神相応(しじんそうおう)の地』と言われ

北に玄武(船岡山)

東に青龍(鴨川)

南に朱雀(現在はありませんが巨椋池)

西に白虎(山陰道)

に取り囲まれているんですね

清水寺は、京都市内の東に位置する事から

観音様の化身である『青龍』と結び付くんですね


この事から、2000年(平成12年)3月3日に

本尊の観音様がご開帳になった事をきっかけに

観音加持青龍会は始まりました。


清水の舞台

では早速レポートしたいと思います!

14時に清水寺に到着した京子。

清水の舞台(本堂)にて観音加持青龍会はスタートします

※本来は奥の院で行われますが、現在工事中という事から清水の舞台が使われています。

まず最初に行われるのが

『八功徳水の儀(はっくどくすいのぎ)』です

極楽浄土にあると言われる『八功徳水』を受け取ります



本堂にて会奉行(えぶぎょう)から

夜叉神(やしゃじん・観音様を守護する、奥の院南廊下の祠にいる神様)に

『八功徳水』が受け渡される様子です。


青龍

青龍の顔や鱗の裏には、全国から寄せられた経典が貼り付けられているんですよ。


会奉行

会奉行です。彼が行道の統括をしています。


八功徳水と夜叉神

八功徳水と夜叉神です。西門前にて夜叉神が八功徳水を参拝者に振り撒きます。


この後、龍が登場し

清水の舞台を使い演舞します。


青龍と四天王

その中で

舞台の四方にいる『四天王(してんのう』1人ずつに顔を近づけます。


四天王はここで「南無観世音菩薩(なむかんぜおんぼさつ)」

力強くお経を唱えます♪


四天王

四天王です。行道では、前後2人ずつに別れ、合計4人で青龍を守ります。

これを4度繰り返し、清水の舞台を後にした一行は

地主神社へと向かいます


地主神社

どうしてここに立ち寄るのかと言いますと

地主神社の天井

地主神社の拝殿・天井部分に

今回の青龍が描かれているからなんですね


地主神社の天井

本殿前に一度、顔をぐいっと近付けると

すぐに清水寺へと戻って行きます。



次に訪れたのが『音羽の滝』です。

ここで青龍は水を飲みます。

3度、喉を潤した後、西門へと進みます。


階段に整列

今回の行道に参加した一行が

西門をくぐり

階段の両端に整列します。

その後、全員が階段の下へと降ります



この時、夜叉神によって

八功徳水が参拝者へと振り撒かれるんですね!!

※水にかかると祈願成就のご利益があると言われているそうですよ。


そして、会奉行の合図で

青龍だけが、再び階段へ上がり

オォォォ!と雄叫びを上げるんですね


境内を出る青龍

この後、清水寺境内を飛び出し

門前のお店などを回りながら、八功徳水を振り撒きます。


15時過ぎに帰ってくると

最後に『落慶の儀(らっけいのぎ)』が本堂前で行われます

ここでは、八功徳水をお返しして

『八功徳水の儀』と同様に

青龍に向かって「南無観世音菩薩」と唱え

一行が本堂の奥へと入り、終了しました


そんな観音加持青龍会が行われた清水寺の場所はコチラ↓


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