こんにちは京子です。

午前中に行われた山鉾巡行に続きまして

八坂神社

16時から八坂神社にて行われた

西楼門前に揃う3基の神輿

神幸祭(しんこうさい)をレポートしたいと思います


神幸祭とは、午前中に行われた山鉾巡行で清められた

御旅所(おたびしょ・神様が休憩する所)に

『中御座(なかござ)神輿』、『東御座(ひがしござ)神輿』、『西御座(にしござ)神輿』

と呼ばれる3基のお神輿が氏子町を通り、向かう神事です


そして3基の神輿には、八坂神社に祀られているご祭神の

『素戔嗚尊(スサノオノミコト)』、『櫛稲田姫命(クシナダヒメノミコト)』、『八柱御子神(ヤハシラノミコガミ)』を移されています。

八柱御子神は素戔嗚尊の子供である8人の神様の総称なんです。

※御霊移しについて詳しくは祇園祭 2012 宵宮祭(八坂神社)の記事をご覧ください。


さて、では早速レポートしていきたいと思います。

神幸祭看板

16時頃、八坂神社に到着した京子

神輿の先導役を勤める久世稚児(くぜちご)が

本殿に入り、神事がとり行われていました

※去年の様子は祇園祭 2011 神幸祭(八坂神社)の記事をご覧下さい。


神事が30分程で終了すると、いよいよ3基の神輿が

御旅所に向かって出発します

まず最初は

神輿の先導役を勤める久世稚児

神輿の先導役を勤める久世稚児です。



『大名格の格式』をもらう長刀鉾稚児は

八坂神社境内では、馬から降りなければいけないのに対し

神の化身へと生まれ変わります

『神の化身』と生まれ変わる久世稚児は

八坂神社本殿前まで馬に騎乗したまま、乗りつけることが出来ます

素戔嗚尊の荒御魂を身につけています

素戔嗚尊の荒御魂(あらみたま)である駒形(馬の頭をした木彫りの彫刻)を

身につけている事から、神の化身と同一視されているんですね


続いて3基中、最も古いと言われている中御座神輿が出発します。

舞殿を回る中御座神輿

舞殿の周りを3周し

三若神輿会の奉仕です

鳥居前で出発の準備を整えます。



18時頃になると八坂神社楼門前を

幸鉾

幸鉾や武者鎧を着た騎馬武者

馬に乗った久世稚児

久世稚児が通り過ぎていきます


豊園御真榊

『豊園御真榊(ほうえんおんまさかき)』も交じっていました。

これは中御座神輿の先導をするものです

かつては、他の神輿にも榊台があったそうなんですけれど

現在は、泉正寺町に伝わる1基だけとなりました。


その後、八坂神社の西楼門前に3基の神輿が揃い

約1000人が集まると言われています


宮司さんによる挨拶の後に

京都市長による挨拶も行われ

御旅所を目指します

3基の神輿は別々のルートで御旅所を目指します。

四条縄手を通る中御座神輿

京子も途中まで素戔嗚尊が乗る中御座を追いかけましたよ


その後、再び3基の神輿が集合する御旅所へと向かいます。

20時半に御旅所前に到着すると

たくさんの人でいっぱいでした


30分程すると「ホイット!ホイット!!」

ホイットー音頭が聞こえ

いつしか、観客全員でホイットー音頭をあげながら

最初に到着する中御座神輿を迎えます


御旅所前まで神輿が来ると

御旅所前にて

「回せ!回せ!!」

と神輿を回転させ

差し上げを行います。



その後、宮司による祝詞奏上の後

神輿は御旅所に安置されます。


ちなみに、以前もご紹介しましたけれど

無言参りといって

御旅所に神様が7日間宿泊されている間

四条大橋から御旅所を

誰とも言葉を交わすことなく参拝する事が出来れば

願い事が叶うと言われているんですよ


そんな神幸祭が行われた八坂神社と御旅所の場所はコチラです。


より大きな地図で 祇園祭・神幸祭 を表示
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