こんにちは京子です!

今回ご紹介するのは5月13日に市比賣神社で行われた

春季大祭

春季大祭です


国家安泰や五穀豊穣を願う祭で

いちひめまつり

『浦安の舞(うらやすのまい)』や『斎矢・試弓神事(いみや・ためしゆみしんじ)』が披露されます


では春季大祭を早速レポートしたいと思います。

本殿前での神事

まずは13時より本殿前で神事が行われます。

神様へのお供え物の中には

御神水で点てられたお茶

御神水で点てられたお茶が献茶されていました

市比賣神社の天之真名井(あめのまない)

境内にある御神水が沸く天之真名井(あめのまない)です。


浦安の舞・扇舞

続いて浦安の舞が奉納されます。

浦安の舞・鈴舞

浦安の舞とは昭和天皇が詠まれた

国の平和を願った歌に合わせて振り付けされた舞です

どのような歌かと言いますと

「あめつちの 神にぞいのる 朝なぎの 海のごとくに 波たたぬ世を」

つまり「風も無く波も立たない穏やかな海のように平和な世の中になるように祈っています。」という様な意味なんですね


この後いよいよ『斎矢・試弓神事』が始まります。


斎矢・試弓神事で使われる的

斎矢・試弓神事とは

藤原経清(ふじわらのつねきよ)と源為家(みなもとのためいえ)が行った

競弓(くらべゆみ・矢を射る速さを競う競技)の故事にならって奉納される神事です


神職から弓と矢を渡されます

本殿前で神職の方から武将姿をした男女の射手に弓を

補佐役には矢を渡します。

6本の矢を射ます

準備が整うと神職の方の合図で各々6本の矢を射ます

ちなみに的までの距離は5メートル程でしたよ。

結果は

結果

男性の方が的の中心に矢が多く当たっており

更に打ち終えたのも早かったので勝ちと言う事でした


昔は的の裏に番号が書かれていて

その番号に矢が当たった人には

1年間、的中した矢が預けられました。

この矢を持ち帰る事によって祈願成就のご利益があったそうです


ご褒美である赤い布

その後、勝者は神様からのご褒美である赤い布を受け取り

神事は無事終了しましたよ。

※例年では『斎矢・試弓神事』の後に『浦安の舞』が奉納されていますけれど今年は順番が逆でした。


春季大祭が行われる期間中のみ

霊爾の幸の御札

こちらの『霊爾の幸の御札(れいじのさいのおふだ)』が

販売されています。


このお札は

市比賣神社三種の神物(しんもつ)』の1つとされ

天下太平・商売繁盛・福徳招来など様々な願いに効果があるんだそうです

ちなみに残りの2種は

天之真名井の御神水』と『五十顆之餅(いかのもち)』です。

五十顆之餅とは

生後50日目と100日目の赤ちゃんを祝う『五十日百日之祝儀(いかもものしゅうぎ)』などで使われるお餅です。

このお餅を赤ちゃんの口につけて健やかに育つことを願う儀式なんだそうですよ。

※生後50日目と100日目の赤ちゃんがいる人は事前に申し込めば作って頂けるそうです。


そんな春季大祭が行われた市比賣神社の場所はコチラ↓


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