こんにちは京子です!

さて、本日は

楼門

上賀茂神社で行われました

五穀豊穣を願う神事・・・

土解祭

土解祭(どげさい)です。

読んで字の如く、土が解ける事を意味しています。

春になり、土に種を蒔く季節に行う土解祭

その年の稲の種類を占い、豊作を祈願する神事です

概要

さて、朝10時に上賀茂神社へとやって来た京子


二ノ鳥居から

宮司さんを中心とした神職の方々が入場してきます

土舎

まずは、土舎(つちのや)に集合し

お祓いが行われます。

神社であれば

大麻(おおぬさ・榊の枝に紙垂や布、麻をくくり付けたお祓いの道具)を

使うのが一般的ですが

上賀茂神社では賀茂社独自の『陰陽串』がお祓いに用いられます


ならの小川

使われた陰陽串は境内を流れる『ならの小川』に捨てられます。


そして、玉串の奉納を行い二礼二拍手一礼の後

本殿へ移動します。

中で40分ほどの神事が行われた後

再び土舎に戻って来られます


そして、事前に卜占(ぼくせん)によって占われた

稲の種類が書かれた『稲種勘文』が手渡されます。

中には『早稲(わせ)』『中稲(なかで)』『晩稲(おくて)』の

どれが、今年は適正なのかが書かれているようです

ちなみに、早稲は8月に穂が出て9月には刈りとられる稲で

残り2つはそれよりも遅く収穫される稲という事です。

晴れたら行われる予定の細殿と立砂の間(坪の内)

本日は雨だったので土舎で行いましたが、本来はこちらの細殿と立砂の間(坪の内と言うそうです)で行われます。


次に、選ばれた稲を清める為に

弓矢を使いお祓いします。

※この弓矢を使った神事は晴れていれば一ノ鳥居と二ノ鳥居の間にある芝生で行われるようです。


『弓矢』『籠』『穀機』

今回使われた道具『弓矢』『籠』『穀機』です。


そして、引き続き稲を脱穀します。

『穀機』と呼ばれる二股に分かれた器具を使い

稲をその間に挟みんで脱穀するんですね。


脱穀された稲は籠の中に入れられると

榊にくくりつけ、境内をぐるっと歩き

こうして土解祭は終了します。


本日は雨という事で

実際に行われる場所とは違いましたけれど

古来より続く土解祭をお届けしました


行われた上賀茂神社の場所はコチラ↓


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