こんにちは京子です!

さて、本日ご紹介するのは

上賀茂神社

上賀茂神社で行われた・・・

燃灯祭

燃灯祭(ねんとうさい)です♪


これは

平安時代、春を待ちきれずに野辺へ出て

若菜を摘み歌を詠んでいた事に由来する神事です。


春の訪れを神に感謝し、摘んだ若菜は神前にお供えしました。

※この儀式は、鎌倉時代に記された『嘉元年中行事記』にも記載されている由緒ある神事です。


燃灯祭告知

燃灯祭は、当時こうして行われていた宴(遊び)を

神事化したものなんですね。


移動中

さて、上賀茂神社に2時に到着した京子

社務所から出発した神職の方たちに続いて一緒に移動します。


ちなみに燃灯祭

毎年2月2番目の子(ね)の日に行われています。

これはかつて、この宴が「子の日遊び」と言われていた事に由来します。


本殿の北側に位置する野辺

歩くこと10分。野辺に到着です

上賀茂神社の野辺ってドコ

・・・と言いますと

この場所は本殿の北側に位置する場所です。

かつて神館(こうだて)のあった御阿礼野(みあれの)です。

※神館は、葵祭の際に斎王代が一晩宿泊していた場所だったそうです。葵祭に関しては葵祭 2011(賀茂祭)の記事をご覧下さい。


到着すると、早速神職の方たちが

御阿礼野に散らばる小松(新芽の松)を拾います。


新芽を収穫し「あぁ、もう春はすぐそこなんだね」と確認しているのでしょう

収穫した小松を一つに集めます。

小松を収穫

手に持っているのが『小松』です。

箱の中には、収穫した小松

箱の中には、皆さんが収穫した小松が入っています。


時間にして約10分弱。こうして収穫が終わりますと

今度は境内にあります「土舎(つちのや)」へと移動します


神官の方々

参加されたのは8名の神官の方々です。無事に小松を持ち帰り鳥居をくぐります。


小松を神前に捧げる為に紙に包みます

次に、収穫した小松を神前に捧げる為に紙に包みます。

この時に小松と一緒に『玉箒(たまほうき)』を入れます。

燃灯草

たんぽぽの綿帽子のような姿をしている玉箒は

「燃灯草(ねんとうそう)」とも言われ

その名の通り火を着火するのに用いられた草花なんですね。

燃灯祭と呼ばれる由縁にもなっています。


こうして小松と玉箒の入った紙の包みを10分程かけ

手分けして、いくつも作ります

小松と玉箒の入った紙の包み

その作業が終わると参加された神職の方たちは

一度、お祓いをします。

神社でしたら普通は

大幣(おおぬさ・榊の枝に紙垂や布、麻をくくり付けたお祓いの道具)を

使うのが一般的ですが

上賀茂神社では賀茂社独自の『陰陽串』が用いられます。

ならの小川

陰陽串をお祓いに使った後、境内を流れる『ならの小川』に捨てられましす。


お祓いが無事に終わりますと

小松を持って本殿へ

神前にお供えする小松を持って本殿へと向かわれました。

※ちなみに本殿でのお参りは有料にて参拝可能です。


そんな春の訪れを感じる

燃灯祭が行われた上賀茂神社の場所はコチラ↓


大きな地図で見る
タイトル
コメント
※必須項目です。
コメントに関する注意点
※個人や特定の団体に対する誹謗中傷は、削除させていただく場合がございます。ご了承下さい。
※記事と関係の無いコメントに関しても削除する場合があります。
※投稿後は編集や削除ができません。

画像認証
※必須項目です。

※上の画像で表示されている文字を入力してください。

ニックネーム
ブログURL
※ブログをお持ちの方はURLをどうぞ。
※不適切なリンクは削除される場合があります。

イベントカレンダー

祇園祭のイベント一覧

京都検定過去問

萩の名所巡り

京の茅の輪巡り

半夏生の名所巡り

一初の名所巡り

山吹の名所巡り

椿の名所巡り

桜の名所巡り

梅の名所巡り

雑談掲示板 新着