こんにちは京子です

本日は節分ですね!!


節分は、その名前の通り節目を分ける日の事を言います。

節目とは立春・立夏・立秋・立冬の前日に該当します


季節の変わり目には邪気(鬼)が生じると考えられ

京都では

節分に『四方参り(よもまいり)』といって

東西南北の鬼門にあたる4つの神社仏閣にお参りをすると

邪気を祓い福を招くと言われています


その鬼門というのが以下になります。

【北東】吉田神社

【南西】壬生寺

【北西】北野天満宮

【南東】伏見稲荷大社


4箇所の鬼門から鬼が入ってこないように

これらの神社や寺院が建てられたと考えられています。


ですので、節分の季節に豆をまいて鬼を退散させるのと同じように

京都では『四方参り』をするのが、昔からの慣わしの一つなんですね

※その年の恵方がどの方向であっても、四方参りをすれば厄除け出来るそうですよ。


その中でも、表鬼門(北東)の吉田神社

裏鬼門(南西)の壬生寺へお参りする方が多いようです。


ですけれど・・・

(・∀・)ノやっぱり京子は4つとも行っちゃいました~





という事で、京子の四方参りをレポートを始めたいと思います。

まず、1つ目にご紹介するのは


伏見稲荷大社の豆まき

【方位:南東】伏見稲荷大社です。

朝8時に伏見稲荷大社初午大祭を見終えた京子は

そのまま9時から行われた豆まきに参加しました

※豆まきのタイムスケジュールは、8時から行われた初午大祭(はつうまたいさい)の終了後と11時半・13時からの合計3回行われています。

外拝殿では福男・福女・福娘さんたちによる豆まきが行われ

厄を祓い招福を願います!

終わると、記念撮影が行われていたので

京子もついでにパシャリ


伏見稲荷大社の福男・福女さん

福男・福女さん。裃姿がとってもキマっていますね。

伏見稲荷大社の福娘さん

福娘さんたちの振袖はとても綺麗でした~。いいなぁ。


と・・いう事で

もちろんアレも無事にゲットしちゃいましたよ

伏見稲荷大社の福豆

(・∀・)ノ福豆っーーーーー!





さて、京子は移動します

次にドコへ向かったのかと言いますと・・・


壬生寺の節分厄除大法会

【方位:南西】壬生寺です。

午前10時過ぎには到着しました

こちらは新撰組ゆかりのお寺としても知られていますよね。

壬生寺の境内

期間中、境内には多くの参拝者の方で賑わっています。

いくつか節分ならではの催しがありますけれど・・・

まずご紹介したいのが

壬生狂言の演目である『節分』です

毎年、境内の大念仏堂で行われる人気演目だそうです。

※堂内は撮影禁止という事で写真は残念ながらありません。


簡単にあらすじを説明すると

登場人物は3人。

節分の日に主人公の女性は、厄払いの男によってその年の厄を祓います。

厄払いの男はそこで去っていきます。

するとそこに赤鬼が登場し、女性はとてもびっくりしてしまうんですね。

今度はバレないようにと

赤鬼は『打出の小槌』を振って服を出し

それを来て人間の姿へと変装し改めて女性に近付くのです

そして、今度は女性を喜ばせる為に

打出の小槌を使って綺麗な着物をどんどん取り出します。


これに感動した女性は、鬼にお酒をすすめて飲ませます。

いつのまにか、鬼は酔いつぶれていまうんですけれど

女性はその隙に鬼の打出の小槌を奪い取るのです!

なおかつ服を剥ぎ取ると、さぁ大変。女性は鬼だとわかってびっくり!

鬼も目を覚ましパニック状態にっ

しかし、最後には鬼に豆を豪快に投げつけて鬼を退治するという喜劇です。

※狂言は、室町時代に『能』とともに誕生した芸能で、ユーモラスな芝居劇です。能の演目の転換の合間に行われていたものなんですね。

この『節分』という演目は約40分ほどのステージで

2・3日の各両日、13時から1時間ごとに8回ずつ上演されています。

京子はちなみに、『四方参り』を全部回る為に

壬生狂言は前日(2月2日)に鑑賞させていただきました♪


そして、次にご紹介したいのがコチラっ。

壬生寺の炮烙割り

『炮烙割り(ほうらくわり)』です。

外側には『大念仏』と書かれていますけれど

参拝者は内側に家族や知人の名前・年齢(数え年)・性別・願い事を墨で書いて奉納します。

これを『炮烙奉納』と言います


奉納された炮烙はどうするの?と言いますと

4月21日から29日に大念仏堂で行われる壬生狂言『炮烙割』の中で

一気に割られるんですね

割られる事によって、その願いが成就すると言われています。


節分の期間には

約1000枚の炮烙が奉納をされるそうですよ~


壬生寺の福豆

そして、伏見稲荷大社に引き続き

壬生寺の福豆も無事ゲットです!





さて。

壬生寺を後にして、京子が次に向かった先は・・・


北野天満宮の鳥居

【方位:北西】北野天満宮です。

こちらでも追儺式(鬼払いの儀式)が行われているんですよ

北野天満宮の節分祭

13時より神楽殿にて茂山千五郎社中の狂言奉納が始まります

※『社中』とは、家元の弟子に当たる人達の集まりをそう呼ぶそうです。


茂山千五郎家は江戸初期から続く京都在住の狂言の名家であり

彼らの狂言は別名『お豆腐狂言』と言われています。

味付けによって高級な味にもなれば、庶民の味にもなるような

どんな所でも喜ばれる狂言を演じているという意味だそうですよ。


演目の内容は、摂社である福部社(ふくべしゃ)の祭神である

福の神(十川能福・そごう のうふく)が鬼を払う

「北野追儺狂言(きたのついなきょうげん)」というもので

北野天満宮に参拝に来た人たちに悪事をはたらく鬼を退治するというお話でした


引き続いて

上七軒の舞妓さんや芸子さんにより日本舞踊が行われ

その後、茂山千五郎社中の方々も再び登場し・・・

北野天満宮の神楽殿

豆まきの開始です

福は~内!福は~内!福は~内!

参拝者のみなさんは両手を大きく広げながら

福豆をゲットされていましたよ

・・・と、言いながら

北野天満宮の福豆

もちろん京子も北野天満宮の福豆をゲットです!





そして、そして!

『四方参り』の最後を飾るのは・・・


吉田神社の石碑

【方位:北東】吉田神社です。

昨日も鬼やらい 2012(吉田神社)で来たところですけれど

本日も吉田神社に行ってきました。

今回の見所の一つと言えるのが

吉田神社の福鬼

福鬼(ふくおに)です!!!

昨日の鬼やらいでは、方相氏(ほうそうし)に

やっつけられちゃった鬼たちですけれど

今日は見事に改心をして

参拝者に福をもたらす鬼になってやって来ます

福鬼に触れると厄払いが出来るという事で

みなさん、近くに群がっています

頭を下げて扇子でチョンとしていただければ、見事に厄払いの完了です

福鬼たちは「福よ来いっ!」「福来たれー!」と言いながら

次々と参拝者の頭を撫でていましたよ

とても人気者で、あっという間に人だかりが出来ていました!


吉田神社の方相氏像

昨日、見事に鬼を退治した方相氏(ほうそうし)の木彫り人形です。古代中国の鬼神だそうで、頭には角が生え、4つの目を持っています。


吉田神社の御初穂

こちらは『御初穂(おはつほ)』です。

古来より、稲穂は命の根と言われてきました。

飾る時は根を上にして柱などに掛けてください

一年の家内安全・家運隆盛を高める効果があるそうです。

吉田神社の厄塚

大元宮の本殿正面にそびえる太い綱は『厄塚』です。

これに触れて厄を厄塚に付けちゃいましょう。

こうする事によって参拝者の厄を取り払うんですって

節分大祭の時しかありませんのでお見逃しなく。

吉田神社の福豆

福豆も見事ゲットして

(・∀・)ノこれで四方参りの全ての神社の福豆をコンプリートですっ。


今年も無事に一年が過ごせますように

そんな四方参りが行われた神社はコチラ↓


より大きな地図で 四方参り を表示
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